汚染物質の仮置き実現のためリップサービスをする細野大臣

　できもしないことを口にする民主党はもう結構だ。さっさと政権を手放して楽になったらどうだろう。しかし、細野豪志原発担当相というのは、どんな頭の構造なのだろう。放射性物質に汚染された災害廃棄物について「福島県を最終処分場とはしない」と述べたのだという。「私がこの問題にかわわっている限りは」との条件付ではあっても、よくぞ嘘が吐けたものである。その魂胆は見え見えである。それ以前に、福島県の市町村に一時的に仮置きをしてもらう必要があり、それで理解を得たいがために、リップサービスをしたに違いない。いつもながらのことで、その発言を新聞やテレビで取り上げているが、実現可能性は皆無に近い。福島県民の多くは、どこも引き受け手がないのを知っている。福島第一原発の近くに、最終処分場を建設するしかないのである。しかし、今の段階で福島県民を喜ばせておいて、実際はそれと異なることになれば、それこそ筵旗を立てられることになるだろう。細野大臣というのは、女を口説くときのように、真実味がないにもかかわらず、気を持たせることばかり並べ立てる。それで引っかかれば、つまり仮置き場を認めてくれれば、儲け物と思っているのだろう。福島県民を舐めるにもほどがある。 　

　

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コスト優先の民主党政権では福島県民は虫けら以下

　嫌がらせなのかどうか知らないが、人気ブログランキングへの接続ができなくなった。ネットによって、新しい時代が拓かれようとしているだけに、それに反発する守旧派の抵抗があるようだ。最近になって気になるのが、原発事故を取り上げることへの嫌がらせである。福島県に住む者として、今現実に起きていることは、とんでもなく悲劇的なことである。農産物のほとんどは、セシウムなどで汚染され、内部被曝が深刻な問題になってきている。民主党政権はそうした情報を小出しにし、風評被害だとか言って過小評価することで、真実を隠蔽してきたのであり、これからもそれは変わらないだろう。保守派の私としては、うるわしき山河が破壊され、日本の将来を背負って立つ子供たちの健康が危ぶまれる事態は、断じて容認できない。放射能がたいしたことがないと思う人たちは、福島県内で暮らしてみればいい。重く張り詰めたような空気のなかで、人々は怒りに打ち震えているのだから。「本当は自主避難したいのですが、先立つものがないので」と首をすくめた、幼い子を持つ母親の悲しそうな表情が忘れられない。しかし、民主党政権はコストのことしか考えようとしない。彼らにとっては、福島県民などは虫けら以下なのだろう。 　

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