今回の総選挙で渡される一枚目は小選挙区の候補者の名前を書き、二枚目は比例の政党名を書く。ここにきてネットで話題になっているのは、二枚目を自民党にするか、次世代の党にするかである。どちらにもそれなりの言い分があるが、次世代の党にこだわる人たちは、水ぶくれする自民党よりは、純粋な保守党の誕生を願っているのだろう。敗戦から来年で70年目を迎えるが、日本人が大きく一歩踏み出せるかどうかは、次世代の党が現有議席を維持できるかどうかにかかっている。票にもならない、安全保障や外交問題を中心に据えて、タブーに挑戦する姿は、政治家として立派ではないだろうか。その一方で、マスコミによる自民党バッシングも常軌を逸している。これに過敏に反応する気持ちも理解できないわけではない。麻生財務大臣の発言をあげつらうなどというのは、嫌がらせ以外の何物でもない。投票日までの期間は残りわずかである。日本の国民の圧倒的多数は保守であり、もはやサヨクの出る幕はなくなってきている。そのなかでの選択なのである。保守では一致しても、思案のしどころなのである。安倍首相にしても、次世代の党は強力な援軍である。ここで消滅したのではマイナスに働いてしまう。自民党内には反安倍の一大勢力がある。いつ寝首をかかれるかわからないのである。その点を保守の人たちがどう考えるかだ。
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