次世代の党が獲得した140万票は大きな意味がある。当初から惨敗と言われていたにもかかわらず、死に票になるのを承知で書いたわけだから、真正保守のコアな部分なのである。自民党より右を国民は求めていない。そんな一方的なな議論が横行しているが、本当にそうだろうか。安倍自民党を支持しながらも、経済政策などで異論がある保守の人たちは多い。その受け皿が必要になっているのである。悔やまれてならないのは、次世代の党がそのニーズに応えられなかったことだ。抵抗勢力と呼ばれるグループを味方につけないで、改革を全面に出したために、混乱を引き起こしてしまったのである。政党名も足を引っ張った。もっと日本とか国民とかにこだわるべきであった。さらに、次世代の党自身が寄せ集めであったことも否めない。しかし、そうしたいくつかの課題があっても、今後は一定程度の勢力になるのは確実だ。グローバリズムに抗して日本人が身構える。そのための政党が歓迎される素地が、今の日本には存在するからだ。自民党が大勝し、次世代の党に140万票が投じられた。やはり日本は変わったのである。今回の総選挙を転回点として、日本が主権国家として再生する流れができつつある。戦後70年を目前にして、誰もそれを押しとどめることはできないのである。戦争に敗れた無念さを晴らす時がようやく到来したのだから。
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