あえて批判を恐れず言わなくてはならない。自民党以外の保守派にも投票すべきだと。小選挙区で軒並み自民党が勝つのはいい。しかし、比例では「次世代の党」に票を回すべきだ。武田信玄も明言しているように、勝ち過ぎはろくなことがない。民主党や共産、社民と書いてくれると頼むのではない。安倍首相と近い、次世代の党を消滅させないように、保守派は二正面でいくべきなのである。純粋保守派を名乗っても、経済政策では維新の党と近い政策もあり、ためらいがないわけではない。それでも応援するのは、自主憲法の制定を掲げているからだ。戦後体制は全てそこに帰着するのである。自民党の連立の相手である公明党は、特定アジアに媚びる政党である。いざという時にそれでいいのだろうか。選挙だから一議席でも多く取りたいのは分かるが、ここは立ち止まって考えるべきだろう。一党が抜きんでるのはよいとしても、それを外部から支える保守政党がなくてはならない。名誉顧問の石原慎太郎が老体に鞭打って、選挙を戦っているのは、日本を取り戻し、それを次の世代に渡したいからだ。 小選挙区は自民党、比例は次世代の党でいいのである。今回は無理だとしても、自民党と次世代の党とで三分の二を超えるのが理想なのである。負けるのが確実視されていると突き放す見方もある。歯に衣を着せぬ次世代の党が消滅すれば、自民党は孤立することになるだろう。本当にそれでいいのだろうか。
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