草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相の施政方針演説はあまりにも「平和ボケ」だ!

2019年01月29日 | 政局

安倍首相は昨日の施政方針演説で、明治天皇が御詠みになられた歌を紹介した。「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」である。東アジアの安全保障環境が悪化するなかで、最悪の事態に国民は一致して備えるべきであり、その歌を引用したのであればなおさら、危機的状況であることを国民に訴えるべきであった。しかし、安倍首相は遠回しにそれを述べたにとどまった▼演説の大半は経済についてであり、「成長と分配の好循環」「教育無償化」「一億総活躍」「成長戦略」「地方創生」というスローガンを並べ立てただけだ。安全保障の政策に関しては、相も変わらず「日米同盟」の大切さを説いたにとどまった。自衛隊員や海上保安庁の職員が日夜歯を食いしばって頑張っている。どうしてそのことに触れないのだろう。中共や北朝鮮の意を受けた韓国軍は、我が国への武力行使すらほのめかしており、実際に火器管制レーダーの照射という、許すべからざる挑発をしてきたのである▼いかなる恫喝にも屈しないことを、安倍首相は世界に向かって語るべきではないだろうか。毅然たる態度こそが国民の生命と財産を守ることになるのだ。戦争の危機が迫っていることを、多くの国民は気付いている。「大和心のをゝしさ」を国民に求めることは、先頭に立つ政治指導者として当然のことなのである。

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