草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

軍事の知識のない政治家ばかりでは滅亡するしかない!

2019年01月17日 | 安全保障

日本の政治家のほとんどは軍事の知識がない。国立私立を問わず、どこの大学にも軍事学科というのは存在せず、勉強する場所がないのだから、どうしようもない▼マキアヴェリは『君主論』(池田廉訳)において「君主が武力のことより優雅な趣味に心を向けるときは、国を失うことは明らかである。そういうわけで、あなたがたが国を失う第一の原因は、この職務をなおざりにすることであり、あなたがたが国を手に入れる基礎も、またこの職務に精通することにある」と書いた。国の指導者が軍事に深い関心を持つべきことを説いたのである▼それは今の時代も変わらない。韓国海軍の駆逐艦による火器管制レーダーの照射にしても、それがどれだけ危険なことであるかを、政治家は国民に向かって語らなければならない。他人事のようにコメントするのは、軍事に関しての知識が乏しいからだろう。武力に精通しているかどうかは、国家の命運がかかっている。戦後の日本が国際社会から酷評されてきたのは、安全保障上の責務を果たしてこなかったからである▼マキアヴェリは「君主は歴史書を読み、それをとおして偉人の残した行動を考察することが必要である」と付け加えるのも忘れなかった。先人に学ぶことで「運命が一変してしまったときでも、運命に耐えられるような心構えをもっていなくてはならない」のである。かつてない危機が我が国に迫ってきており、マキアヴェリの言葉には説得力がある。

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