草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

真の維新とは菊の栄誉的大権を自衛隊に授けることだ!

2012年02月13日 | 思想家

 大阪維新の会に対する期待が高まっているようだが、ここは安易に妥協すべきではないだろう。とくに、気になってならないのは、安全保障についての考え方だ。アメリカは徐々に、東アジアからも軍事力を引き、同盟国に頼るようになっている。それだけに、日米同盟というだけで、日本の安全が保たれるかというと、はなはだ心もとないのが実情だ。すでにアメリカは、日本の自衛隊を傭兵として活用することを明言している。どこまで日本が協力するかは、避けては通れなくなっているのだ。そこで問題になってくるのは、自衛隊にとって、守るべき価値とは何かということだ。三島由紀夫が主張したように、日本の文化概念としての天皇性を復活させるべきだろう。それは同時に、菊の栄誉的大権を自衛隊に与えることである。そのためには「天皇に栄誉大権の実質を回復し、軍の儀仗を受けられることはもちろん、連隊旗も直接下賜されなければならない」(『文化防衛論』)のである。戦後体制を打破するには、見せかけの維新ではなく、本当の維新を実現しなくてはならない。軍人である自衛隊の諸君が、命を捧げるべきは、アメリカ流の自由と民主主義ではあるまい。それこそ、私たち日本人が連綿として受け継いできた文化であり、その象徴である天皇陛下を死守することなのである。今こそ私たちは、時流の媚びるのではなく、保守民族派の王道を歩むべきではなかろうか。

 
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福島第一原発2号機が80度超えるも国民は蚊帳の外!

2012年02月12日 | 災害

 福島第一原発2号機の原子力圧力容器の底の温度が80度を超えれば、もう冷温停止状態とはいえないのではないか。今後どんなことが起きるのか、民主党政権もマスコミも、国民に向かって情報を提供すべきではないか。非常に残念でならないのは、原発にクレームを付けている側も、判断する材料が乏しいことだ。それでも、小出裕章京都大学原子炉実験所助教は「まだ危機的な状況は去ったわけではない」と言い続けてきた。これに対して、武田邦彦中部大学教授は「もう避難をするようなことにならないだろう」と早い段階から安全宣言をしている。脱原発を叫ぶ学者の間でも、現状の認識については、それだけ見解の相違があるのだ。私が原発の稼動に対して反対であるのは、今の民主党政権のように、責任をとろうとしない連中がかかわっていては、迷惑をするのは国民であるからだ。国営化して、事故を起こせば、責任者は牢屋にぶち込むという厳しさがなければ、やっていけるわけがない。ようやく2号機のことが問題にされはじめているが、それでも真実は隠されたままであり、国民はまったく見当がつかないのだ。昨年の3月11日のときのように、多くの国民を被曝させることだけは、断じて避けるべきだろう。しかし、それにしても、情報があまりにも少な過ぎる。温度計が壊れていたとかで、大事にならなければよいのだが。

 
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原発事故終息宣言をした野田首相の厚顔無恥を嗤う!

2012年02月12日 | 災害

 福島第一原発事故への対応でも、民主党政権のやることはいい加減過ぎる。現在進行中であるにもかかわらず、野田佳彦首相にいたっては、昨年の12月16日に終息宣言を出したことで、まるで過去の出来事のような口ぶりである。一時は温度が下がってきたといわれていた2号機が、ここにきてまた上昇しており、昨日の午後11時には、74・9度にまで達したという。大幅に注水量を増やしても、一向に効き目はないようだ。今こそ民主党政権は、現在分かっていることを、包み隠さず、国民に向かって公表すべきだろう。終息宣言なるものの根拠となった、冷温停止状態についても、苦しい言い方であることは、誰もが知っていたし、それによって、なおさら信頼は地に墜ちたのである。そして、それを前提にして、福島第一原発周辺の町村は、次々と帰還を始めているのだから、まさしく無責任の極みではなかろうか。嘘を嘘で固めるというのは、民主党政権の常套手段であり、それは原発事故に限らないが、そこで問題になるのは、統治能力のなさだ。責任を取りたくないから、その場しのぎの対応に終始するしかないのだろう。このまま民主党政権のままでは、最悪の事態になっても、国民を放置して、自分たちだけ逃げるようなことになりかねない。局面を打開するためにも、まずは政権交代を実現させるしかないのである。

 
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建国記念の日にあたり 5首

2012年02月11日 | 短歌

建国の祝い寿ぐ日の丸が風に靡きし瞼閉じれば

うま酒を酌み交わしたるもののふの願いは一つ千代に八千代に

外国(そとつくに)撃ち払わんと草莽の雄々しくあれば辺にこそ死なめ

勇とか我が大君のありがたきこと歌にせし我も吟ぜん

遠き世の今目の前にあるごとき建国の日は晴れやかなリし

  
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大衆迎合でしかない大阪維新の会のTPP参加を嗤う!

2012年02月11日 | 政局

 攘夷論なき保守民族派は、単なるアメリカのポチであり、国家としての主権の回復は、夢物語に終わってしまう。大阪維新の会が次期衆議院選の公約に、TPPへの参加を掲げたのは、橋下徹大阪市長の取り巻きが、グローバリズムの学者ばかりだからだろう。安全保障についても、アメリカの核の傘に依存することで、平和が保てるという楽観的な見方をしている。これでは小泉構造改革を牽引し、今また民主党政権を支えている学者の言に屈したのと同じだ。維新という言葉を政党名に付けること自体、おこがましくはないか。アメリカはかつてのような力を失いつつある。目下、イランに対しても、戦争を準備しているのは確実だが、同盟国を根こそぎ動員して、一国だけの負担の減らそうとしている。自民党以上に、アメリカに物申すことができない民主党政権は、ホルムズ海峡への護衛艦の派遣を検討しているのも、すでにアメリカからの働きかけがあるからだろう。核なき日本が、経済のみで世界の尊敬を勝ち取ることは難しい。その面でアメリカに依存していた我国は、国の存亡をめぐっての決定にあたっても、口を差し挟むことができないのである。TPP参加によって、日本の農業が壊滅しようとも、アメリカの軍事力の傭兵として、自衛隊が投入されとも、黙って付き従うしかないのである。そんな日本を変えるのが維新であるのに、それを無視して、大衆迎合に走れば、すぐに賞味期限は切れてしまうのを、橋下大阪市長はどうして理解できないのだろう。

  
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今求められるのはドジョウではなく坂本龍馬のような逸材だ!

2012年02月10日 | 政局

 野田佳彦首相の答弁を聞いていると、やたらと「です」という言葉が耳についてならない。アクセントがそこにあって、自分にも言い聞かせているのだろう。しかも、まるっきり感情がこもっていないのだから、薄気味悪いことこの上ない。あれでは、いくら野党に協議を呼びかけても、誰も応じないだろう。どことなく赤ん坊が手をバタバタさせて、大声を張り上げている感じがするのは、私の思い過ごしだろうか。総選挙のときのマニフェストが破綻しているのに、それでも政権を手放したくない民主党は、恥も外聞もなく、自民党への抱きつき戦法を取っている。年金問題にしても、岡田克也社会保障税一体改革担当大臣あたりが、ひたすら頭を下げている。これまでの経過もあって、簡単に自民党など野党が応じてくれないのを知ると、今度はキレて恫喝的な態度に豹変するのである。野田あたりが幕末期に生きていても、坂本龍馬にはなれなかっただろう。幕府方で敵であった勝海舟を師と仰いだりで、龍馬は垣根を設けなかった。人間としてのスケールが、そもそも違っていたのだ。今の時代にあっても、維新回天を実現するには、敵が味方となり、味方が敵になる場合はある。しかし、それには大局的見地からの決断が求められる。幼児性のあるドジョウではなく、船中八策を世に問うた、龍馬のような逸材でなければ役不足なのである。

 
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恫喝と冷笑で追及を逃れようとする品性なき民主党政権!

2012年02月10日 | 政局

 昨日の衆議院予算委員会を見ていて、民主党政権の閣僚や、民主党席の議員の態度の悪さが目に付いた。自民党の稲田朋美議員が質問するのに対して、ヤジというよりも冷笑を浴びせる、という場面が目立ったからだ。さらには、副総理として入閣した岡田克也社会保障税一体改革担当大臣などは、質問者の言葉の揚げ足取りをしているのだから、傲慢そのものであった。高圧的な態度をとれば、それで乗り切れると思うあたりが、イオンのボンボンなのである。稲田議員は、「誰にでも月7万の年金を払う」と勘違いさせるようなマニフェストを掲げたことを問題にしたのであって、小馬鹿にしたような答弁で、やり込めたと思ったらば、大間違いだ。民主党という政党は、よほど後ろめたいことがあるのだろう。まともな議論をしないで、それで国民を説得できると高を括っているのだから、どうかしている。社会保障税一体改革を自民党に呼びかけているのも、オープンな議論をすれば、太刀打ちできないので、裏舞台で妥協点を探ろうという、姑息なことを考えているからだろう。民主党の品の悪さは、サヨクの特徴である。自分たちと意見が違えば、問答無用なのである。どれほど酷いかは、岡田社会保障税一体改革担当大臣の答弁をネットで確認してみればいい。まさしくあれは恫喝以外の何物でもないが、それにもめげず、追及の手を緩めなかっ稲田議員は立派だったと思う。

 
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農産物輸出をめぐる姑息な民主党政権の茶番劇を嗤う!

2012年02月09日 | 政局

 農林省を舞台にした茶番劇を、先ほどの衆議院予算委員会で自民党の稲田朋美衆議院議員が暴いていたが、防戦一方の鹿野道彦農水大臣の答弁は、ひたすら哀願調であった。官邸から出た内部告発とあって、しどろもどろになっていた。国民の多くは、別けの分からぬ言い訳にしか聞こえなかったのではないか。張本人とされる筒井信隆農水副大臣のところまでは、今日のところは追及の手が伸びなかった。それでも、質疑を通じて、いくつかのことは判明した。衆議院議員の公設秘書が農林省顧問の要職に就いて中国側との窓口となり、農林省所管の一般社団法人中国農水産物等輸出促進協議会をスタートすると、そこの代表役員に就任したのだという。すでに中国国務院農業部の博覧会会場を借りており、そこで日本の農産物を売りさばこうとしたのである。しかし、そこの会員を集めるにあたって、「展示品だから検疫手続きが不要」との触れ込みで参加企業をつのっていたために、官邸内からもクレームが付いたのだ。国家のことを第一とするのではなく、個人的な金儲けを優先させたとしたらば、大問題ではないだろうか。しかも、できもしないことをできるかのように言って、金集めをしたとすれば、それは詐欺といわれても仕方がない。国益よりも私を優先させる民主党政権では、外国に互角に渡り合うことなど土台無理なのである。

 
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2月26日を前に北一輝の『国体論及び純正社会主義』を読む!

2012年02月09日 | 思想家

 今朝は北一輝の書を読み返している。2.26事件に直接加担しなかったにもかかわらず、権力のフレームアップによって殺された革命家を、もう一度蘇えらせる必要があるからだ。進化論をベースにした北の論理は、荒唐無稽な面はあるが、革命家特有のイデーを宿している。「吾人々類は将来に進化し行くべき神と過去に進化し来れる獣類との中間に位する経過的生物なり。今日、吾人々類は猿猴類と分れる時代の祖先の化石を発掘して類人猿と名くる者を見出すならば、吾人々類が類人猿として消滅せる如く更に人類として消滅せる後に於ては、吾人々類より分れて進化せる人類の子孫なる神の化石学者によりて類神人として発掘せらるべき半神半獣の或者なり」(『国体論及び純正社会主義』)というのは、人類は過去にとどまるのではなく、未来に向かって神となるべく運命付けられているのを、予言者として北は、私たちに語りかけているのだ。だからこそ、松本健一の『評伝北一輝Ⅱ明治国体論に抗して』によれば、北は天皇制についても、天皇が唯一の家長君主であった時代、皇室が神道的信仰のうえに神道の羅馬法王として君臨した時代、明治維新によって民主国となった時代の三つに分けたのだ。伊藤博文らが、一方において天皇を神としながら、もう一方においては、天皇を「玉」として利用したのとは、真っ向から対立したのである。保守民族派として、日本を国家たらしめるためは、北の言にも耳を傾けるべきだろう。さびしい浪人の心だけでは、国は動かせないのだから。

 
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外交を鳩山にエネルギーを菅に担当させるブラックユーモア!

2012年02月08日 | 政局

 ブラックユーモアにもほどがある。もしかしてそんなことになったら、国民は怒りを通り越して、呆れるだろうと思っていたらば、それが実現しそうな雲行きなのだそうだ。民主党は7日、普天間基地移設で、日米関係をメチャクチャニした鳩山由紀夫元首相を「外交」担当、スピーディを隠蔽し、福島県民を不安のどん底に突き落とした菅直人前首相を「エネルギー」担当として、思う存分に力を発揮してもらうのだという。そこまでミスキャストをやらかせば、民主党政権の言うことなど、国民は誰も信用しなくなるだろう。自民党政権下でスムーズに進むはずであった、普天間基地の辺野古への移設に、横槍を入れて、これまでの努力を水泡に帰してしまった責任を、何一つ取らない鳩山元首相が、ノコノコと外交の場に出てきて何をやろうというのだろう。さらに、原発事故の対応で、政府機関の議事録を隠蔽し、自分のアリバイ作りに血眼になっている菅前首相に、何を一体期待するのだろう。そこにあるのは、党内事情を優先させて、事を荒立てたくないという派閥の力学ではなかろうか。このままでは、与党内の亀裂で、野党と組まれれば解散に追い込まれる。それを阻止するために、鳩山元首相と菅前首相を取り込みたい、との執行部の思惑があるからだろう。しかし、それにしても、理解に苦しむ人事である。国民のことなどどうでもいいのだろうが、あまりにも酷すぎる。

 
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