草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

押し付け認めながら護憲に固執する「天声人語」を嗤う!

2019年05月24日 | マスコミ評

ようやく朝日新聞も今の憲法が押し付けられたことを認めた。去る22日付の「加藤典洋さんを悼む」の「天声人語」の書き出しは、占領下の日本を取材した米国記者が書いた『ニッポン日記』からの引用であった。連合国総司令部が付け焼刃でつくった憲法草案を日本側の閣僚に渡した。嫌なら再度の原爆投下をありうることを遠回しに述べたという逸話である。白州次郎も自らの著書で触れており、日本にとっては、忘れることができない屈辱的なシーンである▼加藤という思想家は、戦後民主主義に諸手を挙げて賛同したのではなく、アメリカの影を見たのだった。日本人の手になる戦争の総括にこだわったのも、そこから抜け出す手立てを模索したからである。だからこそ、事実を事実として直視したのだ。「天声人語」はそうではない。いくら押し付けられた憲法であっても、それを神聖化する側の立場なのである▼主権が回復していない占領下で、他国が憲法の草案を示し、武力でもって脅すというのは、国際法の観点からも許されることではない。憲法というのは日本という国家の伝統や歴史を無視してはあり得ない。また、刻々と変化する国際情勢に見合ったものでなくてはならない。護憲にこだわり続ける朝日新聞は、そんなことはどうでもいいのである。改憲の流れを阻止するのが社是であり、特定アジアの代弁者なのである。

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丸山穂高を抹殺して喜ぶのは反日国家と特定野党だ!

2019年05月23日 | 政局

丸山穂高の政治生命を奪うべきではない。今日発売の週刊文春は国後島へビザなし訪問をした丸山の酒に酔った騒動なるものを記事にして、国会議員を辞任に追い込むのに必死である▼あくまでも酒に酔った上での言動であり、実際に羽目をはずしたわけではない。酒を飲めば常軌を逸した行動を取る人間はどこにでもおり、その点だけあげつらって政治家としての丸山を抹殺するの問題だ。そんなことが許されてよいだろうか▼戊辰戦争に際して、北越戦線で新政府軍を勝利に導いたのは、薩摩の黒田清隆であった。長州の山県有朋よりも遥かに有能であった。函館の戦いで勝利した後は、榎本武揚らの助命嘆願に奔走し、新政府に彼を迎え入れた。西南戦争で熊本城を包囲した西郷軍を破ったのも黒田である▼その功績の一方で、黒田は酒癖が悪かった。妻を殺したという疑いすら持たれた。開拓長官時代に、船の大砲を発砲させて、死者が出たこともある。それでも黒田は、伊藤博文の後を継いで、二代目の内閣総理大臣となったのである▼丸山は若い。歯に衣を着せぬ保守政治家としての主張は、与野党を通じて他に並ぶ者がいない。酒を慎むようにすればいいし、周囲が精神的なケアをすればいいのだ。丸山を政界から追放して、損をするのは私たち国民である。ここで辞職したら負けである。頑張れ丸山穂高。

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今こそ安倍首相は衆参同時選挙を断行して憲法改正を!

2019年05月22日 | 憲法

何度でも言う。安倍首相は衆参同時選挙に打って出て、憲法改正をすぐに行うべきだ。消費増税は延期すべきである。藤井聡京都大大学院教授や岩田規久男元日銀副総裁らが主張しているように、いくら1月から3月期の国内速報値がプラス成長だとしても、実際に景気が好転しているわけではない。ここで安倍首相が判断を誤れば、国民の支持を失うことは明らかである▼日本維新の会を含めて野党は烏合の衆でしかない。なぜ改憲が必要かを国民に訴えれば、必ずや展望は拓けてくる。「自衛隊」を明記して、国家として身構えることになれば、中共とて尖閣を侵略できなくなり、韓国や北朝鮮も、我が国を侮れなくなる。令和の御代になったことで、真の意味で戦後レジームからの脱却を進めなくてはならない▼反日国家の走狗と化した日本の左翼と、真っ向から戦っているのは、西村眞悟を始めとした旧民社党関係者である。民社党の立党や民社研の創設に参加した遠藤欣之助は、その著書『評伝河合栄次郎―不撓不屈の思想家』の「はしがき」で「戦争に敗れた戦後日本は、自由の同盟国・米国への嫌米、共産国には卑屈、自国の独立自尊の誇りを忘れ、今もなお、『普通の民主主義国』の常識を欠き、世界のなかの異邦人である」と書いた。もはや一刻の猶予も許されない。未曽有の危機が迫っており、自衛隊員に軍人としての名誉を与えるべきなのである。

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香港民主派の自由を守り抜こうとする叫びを断固支持する!

2019年05月21日 | 国際問題

あらゆる国の民衆が鉄鎖から解き放たれなくてはならない。今香港では、中共への容疑者引き渡しを可能とする条例改正案を阻止するために、民主派がデモを組織し、主催者発表では13万人参加したといわれ、2013年の雨傘運動と同じような盛り上がりを見せている。いうまでもなく、その条例改正案は中国共産党による民主化運動への弾圧であり、自由と民主主義の体制下にある私たちは、民主派の後ろ盾にならなければならない▼香港が全体主義の軍門に下れば、次は台湾であり、沖縄なのである。自由アジアを守り抜くことが、我が国の存立にも深く関係してくるのだ。日本の自称左翼は、香港の人々の悲痛な叫びを無視し、逆に中国共産党の手先になっている。インターネットが普及し、情報を遮断することが難しくなれば、中共は民主化すると思われた。しかし、現実はそうではなかった。インターネット利用者を監視するシステムを構築し、逆に弾圧を強めているのである▼そもそも一国二制度などというのは、夢物語であったのだ。犯罪者として民主派のメンバーが次々と逮捕され、中共に送られるのは目に見えている。権力の維持のために手段を選ばないのが全体主義である。自らの限界を自覚し、他者と共に真理を目指そうとする者たちはそれに反抗することになる。それが人間としてのあたりまえの叫びなのである。

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国益を無視して韓国に媚びへつらう岩屋毅防衛相を嗤う!

2019年05月20日 | 安全保障

我が国は韓国に対しては毅然たる態度を取るべきなのである。甘い顔をしてきたから、現在のような最悪の関係になったのだ。反日が国是であるような国家とは、まともに付き合う必要などない。自らの非を認めてこない限り、手を差し伸べるべきではないのである▼岩屋毅防衛相はあまりにも弱腰である。「韓国との関係を元にもどしたい」と言うにいたっては、何をか言わんやである。韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダーの照射にしても、一言の陳謝もないのに、なぜそこまでするのだろう。北朝鮮の軍事的な挑発に備えるにしても、もはや韓国は同盟国ではないのである▼会田雄次は『決断の条件』でマキャヴェリの「謙譲の美徳によって尊大をうちくだけると考えることは大抵失敗に終わる」との言葉を引き合いにだして、「鷹揚に相手のなすままになっていては絶対駄目である。そして相手のたくらみを見抜いたら、こちらの力は乏しくとも断固として戦う決心をし、その準備にかからねばならない。相手はそのときにはじめてこちらを尊敬するのである」と書いている▼韓国と交渉をするのであれば、言うべきことを口にしなくてはならない。それもしないで妥協するというのは、絶対に許されるべきではない。岩屋防衛相は我が国が直面している危機をどう考えているのだろう。ここで譲歩すれば韓国の思うつぼなのであり、我が国を売ることなのである。

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弱腰で大衆迎合主義の日本維新の会に期待しても無駄だ!

2019年05月19日 | 政局

日本維新の会という勇ましい党名は変えるべきである。ロシア大使館にわざわざお詫びに行くような体たらくは、あまりにも不甲斐ない。外交を熟知しない素人のレベルである。丸山穂高代議士の「戦争」発言をめぐって、そこまで弱腰になるのは、腹が据わっていないからなのである。大衆迎合主義の政党は、マスコミや世論の反発を恐れるがために、右往左往しているのだ▼日本維新の会に国民が期待したのは、現状を打破してくれる野蛮なバーバリズムであった。会田雄次も衛藤瀋吉、加藤寛との座談会『このままでは日本は衰亡する』(昭和58年発行)のなかで、世の中を変えるのは、バーバリズムであるとの持論を展開していた▼「バーバリズムは、むちゃをやるエネルギーが根本にあって、それが革命、改革を遂行することができるわけでしょ。歴史をみると、公家からみたら武士は全くの下衆野郎、平家はそういうバーバリアンの代表ですね。だから、清盛は平気で比叡山の坊主をやっつけることができた。鎌倉のある武蔵国は三百年前もまだ石器時代のようなもので、大衆は衣の着物なんて着ていない」▼今回のことで、日本維新の会には「狂気」を蔵していた高杉晋作や吉田松陰のような人物は一人もいないことが明らかになった。現状を打破すのは「むちゃをやるエネルギー」を爆発させるバーバリアンなのであり、それを日本維新の会の求めても無駄なのである。

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橋下徹元大阪市長に忖度して右往左往の維新の会を嗤う!

2019年05月18日 | 政局

日本維新の会が丸山穂高代議士の辞職決議を決断したのは、橋下徹元大阪市長の指示があったからではないか。橋下氏というのは、自信過剰な人間のようで、丸山代議士が今日あるのも、自分がいたからだと思っているようだ。丸山代議士自身の政治家としての能力など、まったく認めていないのである▼橋下氏は「維新が辞職を促すのは当然だが、国会の辞職決議はいかがなものか。辞職の基準がない。弁護会の懲戒基準と同じく法の支配にかなわない」とツィートした。国会で可決されても何の効力もないことを問題にしているだけで、丸山代議士を辞めさせることには大賛成なのである。このツィートを受けて、橋下信者のなかにも「除名だけですませるべきだった」との声が上がっているが、橋下氏の一言一言に振り回されるのは、あまりにも異常である▼橋下氏が現在のような立場を得たのは、テレビのコメンテーターとして出演していたからで、自民党が大阪府知事に担いだのがきっかけであった。それから一躍時の人となり、地域政党大阪維新の会を結成し、それをベースにして、全国規模の日本維新の会を立ち上げたのである。典型的なポピュリストであり、個人的な感情で敵愾心を露にするタイプである。今回のことでも、日本維新の会は、橋下氏に忖度する政党であることは明らかで、確実に保守層の支持を失うことになるだろう。橋下氏との関係を絶たなければ駄目なのである。

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丸山穂高への辞職勧告決議は議会制民主主義の否定だ!

2019年05月17日 | 政局

丸山穂高が口にしたことは、断じて間違っていない。今回のことで日本維新の会は保守派から見限られることになった。橋下徹の思いのままに操られて、それで良いのだろうか。我が国の敗戦のどさくさに紛れて、北方領土を奪い取ったのはソ連であり、軍事力を行使して実効支配にいたったのである。我が国が降伏したことで、撃退することがかなわなかったので、漁夫の利を得たのである▼丸山を守ることは日本を守ることだ。橋下の主張はあまりにもいい加減である。沖縄の独立論に加担したり、桜井誠との討論を拒否したり、やりたい放題ではないか。そして、主義主張はグローバリズムであり、堺屋太一を師と仰いでいるわけで、日本の国柄についてはまったくの無知である。女系天皇を認めるにいたっては、極左と大差がない▼野党が結束して丸山への辞職勧告決議を提出した。間違っても自民党はそれに与するべきではない、国会議員の自由な発言を規制することは、民主主義を否定することである。そんなことがまかり通れば、悪しき前例となって、自由に物が言えなくなる。丸山は戦争を肯定したわけではない。厳しい現実を口にしただけなのである。それすらも認められないのであれば、我が国は丸裸になって武装を解除するしかなくなる。全体主義の中共の属国になってそれで本当にいいのだろうか。

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監視社会の強化や言葉の暴力を批判したのがフーコーだ!

2019年05月17日 | 思想家

中共でのAIによる監視社会の強化は、人類の危うい未来を暗示している。それに危機意識を持つのがリベラルでなければならないが、我が国においてはそうではない。中共や韓国、さらに北朝鮮に媚びへつらう者たちがリベラルを名乗っているのである▼ハイテクを全体主義体制の強化に活用している習近平は、顔認証のAIでウイグルの民衆を日常的に監視している。再教育と評して100万人以上のウイグル人を収容所にぶちこむなど、手荒い人権弾圧をするにあたって、公然とAIを利用しているのである▼桜井哲夫は『フーコー 知と権力』のなかで、フーコーがインタビュー「身体刑から独房へ」で語った言葉を引用している。『監視と処罰』が出版された直後の1975年2月21日付の『ルモンド』紙に掲載されたもので、あらゆる権力から距離を置くことを主張している。「人がその道具箱をあけて、ボルトを緩めや、ねじ回しを出すみたいに、どの一節でも、どの思想でも、どの分析でも引き出して、権力システム、場合によっては、私の書物もそこから出てきている権力システムをショートさせ、それに信用を失わせ、打撃を与えたいのなら、そいつは結構なことです」▼全体主義国家における抑圧に対して、批判の声を上げるのは当然であるが、それにとどまらず、フーコーは「言葉は暴力である」との観点から、自らの思想も絶対視はしなかったのである。日本のリベラルは自らのイデオロギーを過信し、そのために特定国家に異議申し立てができないでいる。世界的な意味でのリベラルとは無縁な存在なのである。

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丸山穂高を袋叩きにして誰が喜ぶかを考えるべきだ!

2019年05月16日 | 政局

「戦争とは、政治目的を達成する為の手段である」と定義したのはクラウゼヴィッツである。それを知っているからこそ、今もなお大国は軍事力の強化を欠かさないのである。我が国が自衛隊を保持しているのも、戦争に備えてであり、力を持たなければ、国際社会における政治的な発言力を確保することはできないのだ▼去る11日にビザなし交流団の一員として、国後島を訪問した衆議院議員の丸山穂高の発言をめぐってマスコミが大騒ぎをしているが、単なる言葉狩りでしかない。酒に酔っていたことは問題だとしても、平和的には北方領土を取り戻せないわけで、元島民に向かって「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか?反対ですか?」「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか?」「でも取り返せないですよね?」「戦争しないとどうしようもなくないですか?」と素朴な質問をしただけであって、自らの意見を表明したのではなかった。「戦争」という言葉にこだわることの方が異常なのである▼大東亜戦争で我が国が降伏したにもかかわらず、軍事力を行使してソ連は北方領土を奪い取ったのである。そして自国の領土とするにいたったのだ。その現実を直視すれば、丸山の問いかけは認められるべきだ。政治において「戦争」とは、政治目的を達成するために行使されるのである。綺麗ごとを言って丸山を袋叩きにして何が嬉しいのだろう。我が国が身構えることに反対したいから、難癖を付けたいだけなのである。

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