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幕末の動乱 大河ドラマ

2015年05月02日 21時17分59秒 | 日本史

幕末とは、欧米の黒船が日本に開国交易を求めてきた1850年代から

新政府軍が、西郷隆盛と鹿児島士族を滅ぼすまでと考える

すなわち武士が姿を消すまでの約30年間の激動の時代

前半は、開国を迫る米英仏等外国と、鎖国攘夷の日本武士団

中盤は、徳川幕府と長州、薩摩を主とした王政復古を掲げる外様の戦い

後半は、明治新政府と不平士族の戦いである

 

放送中の大河ドラマでは前半の主役は「吉田松陰」

大河ドラマとしては視聴率が苦戦だと聞いた

同じ幕末でも、坂本龍馬や新撰組、白虎隊に比べれば吉田松陰は知名度が

極端に低い、ましてその妹ならなおさらだ。

明日から、いよいよ坂本龍馬登場らしいが、福山雅治の龍馬には勝てないだろう

ドラマ的には、これから井伊直弼が暗殺されて、一気に時代が動き出す

吉田松陰の弟子たち、高杉晋作、前原一誠、久坂玄瑞、伊藤博文たちが政争の表舞台に

飛び出していく、そして生死は・・・

 

同じ日本史の動乱でも戦国時代はわかりやすい、戦争トーナメントだから

一方、幕末はトーナメントではなく、敗者復活戦付きのリーグ戦だ

だから複雑怪奇、敵が味方になったり、見方が敵になったり

敵方同士でありながら同じ考えで意志が通じ合う、勝海舟と西郷隆盛のような

パターンもある

攘夷派が開国に変わったり、なかなか面倒なのだ

歴史に興味ない人たちは見ようとも思わないだろう、理屈が多すぎるし難しい

だが日本の危機、戦争か平和か、愛国、憂国、亡国といったテーマは

今の日本が直面している問題でもある

 

吉田松陰役の伊勢谷友介は前にも敗戦直後の外交官、白州次郎を演じた

その外見通り、気骨ある人物を演じると最高の役者である

ナイスガイとは彼のためにある言葉かと思う

 

大河ドラマ第一作「花の生涯」は今回の敵役、井伊直弼が主人公

同じ時代としては「篤姫」や坂本龍馬もの、新撰組もの、松陰と同じ長州藩士 大村益次郎の「花神」

「八重の桜」など会津藩もの、「徳川慶喜」などがあって見比べると興味深い

 

 

 

 



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