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平成25年

2013-01-04 09:42:08 | Weblog
明けましておめでとうございます。

新しい年を迎えて皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。夫婦二人になったお正月の祝い膳は年ごとにささやかな自分達の好みに合わせたものに変貌(?)しています。今年は一宮に移ってややさびしいお正月だったのですが、身軽な次女夫婦が来てくれてお陰で楽しく過ごしました。

でもでも・・・・・何と言ってもお正月の楽しみは『駅伝』!!!・・・・・という訳で、社会人のニューイヤー駅伝と大学生の箱根駅伝を満喫しました。社会人の駅伝メンバーには日本の期待をかけて、学生さん達には親の愛情入り混ぜて応援しています。学生さん達を勝手にみんなを我が子のようにかわいく思ってしまいます。

ところで、『めでたいめでたいお正月』ですが、めでたい訳を忘れて起こる浮かれ心を戒めて(?)『冥土の旅の一里塚』とか、『めでたさも中くらい・・・・』とか、昔から冷静な言葉も残っています。その中でも最もシニカルなのは、何と言っても一休禅師ですよね。

一休禅師がある日托鉢をしながら歩いていると、裕福な商人から挨拶を受けお正月の掛け軸にするための書を依頼されました。一休禅師は快く引き受けて商人宅で早速書いてやりました。

          『親死ぬ子死ぬ孫死ぬ』

これをもらった商人はこんな縁起の悪い・・・・と苦情を言いました。すると禅師は『子死ぬ親死ぬ孫死ぬ』・・・・そんな!とますます不満を言われて『孫死ぬ子死ぬ親死ぬ』・・・・・・とんでもない!!!最初のが良いと、商人はやっと順繰りの幸せを知ったとか・・・・・これも講談全集に載っていたお話です。

そんなこんなあれこれ考えさせられるお正月ですが、昨年暮れに買った本に『医療は老衰に関わってはいけない』と書いてありました。私達は『老衰の理想』を追わなければならない社会を迎えたと思います。今年の目標テーマに『スガヤカな老衰』という言葉を作りました。今年は老衰、或いは老境といったともすれば消極的なものについて、スガヤカな老人になるためには若いうちから考えるべきテーマとして追いたいと思います。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


コメント
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