煎茶の初稽古では、清酒が席にでることがある。言うならば「お屠蘇」である。
お屠蘇はご存知の通り、日本酒で生薬を浸けこんだ薬草酒の一種である。邪気を払い無病長寿を祈り、心身ともに健康を願い飲む、お正月ならではの酒である。
昔からお茶は薬草の一種とされている。そのお茶と清酒の組み合わせは何度か体験させていただいているが、昨夜は、また珍しい煎茶ののみ方を学んだ。
お酒の中に菊花弁が並々と浸っている(写真)。そのお酒を急須にとり炉にかけ温める。いわゆる温燗である。
それをいただく。一煎目である。お酒に菊花弁のまろやかさが加わり舌に残る。美味しい。
二煎目は、同じように菊花弁が浸かるお酒を急須にとり炉にかけ、そこに煎茶葉を入れ少し温める。
この組み合わせは、今までに賞味したことのないまろやかさが喉を覆う。
さらに三煎目が"妙味"。それは、湯のみに茶葉を直に入れ、それに菊花弁に浸かるお酒を少し沸かし注ぐ。これを口に含む、お酒の苦味、酸味に茶葉の甘味が絶妙な味を醸し出す。
見事な清酒とお茶の組み合わせである。
本来の「お屠蘇」を堪能させていただいた。
お菓子は干柿
お屠蘇はご存知の通り、日本酒で生薬を浸けこんだ薬草酒の一種である。邪気を払い無病長寿を祈り、心身ともに健康を願い飲む、お正月ならではの酒である。
昔からお茶は薬草の一種とされている。そのお茶と清酒の組み合わせは何度か体験させていただいているが、昨夜は、また珍しい煎茶ののみ方を学んだ。
お酒の中に菊花弁が並々と浸っている(写真)。そのお酒を急須にとり炉にかけ温める。いわゆる温燗である。
それをいただく。一煎目である。お酒に菊花弁のまろやかさが加わり舌に残る。美味しい。
二煎目は、同じように菊花弁が浸かるお酒を急須にとり炉にかけ、そこに煎茶葉を入れ少し温める。
この組み合わせは、今までに賞味したことのないまろやかさが喉を覆う。
さらに三煎目が"妙味"。それは、湯のみに茶葉を直に入れ、それに菊花弁に浸かるお酒を少し沸かし注ぐ。これを口に含む、お酒の苦味、酸味に茶葉の甘味が絶妙な味を醸し出す。
見事な清酒とお茶の組み合わせである。
本来の「お屠蘇」を堪能させていただいた。
お菓子は干柿