才能とは、個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力。そう定義づけられている。もって生まれたモノは別にして、才能というのは磨けば磨くほどキラキラ輝いてくるものだ。磨く方法としては、技術・技能を高める努力をすること、そしてもっとも大事なことはいろんなものを見ることだ。そのようなことをおっしやったのが、日本画家の「浜田泰介」さん。
昨日、浜田泰介さんの講演が聞かせていただいた。テーマが「才能について」だった。技術者の卵である若者を前に、若いうちにいろんな世界を見ることを勧めたておられた。おこがましいが、私もそう思っている。
見れば見るほど自分の肥やしになっていく。その中から自分で"美しい”と思えるものが自然に生まれてくるはずである。
浜田さんの全ての絵には、見る人を魅了する"美しさ"がある。絵を描くのに大事にしている5ヶ条があるという。まずはスピード、その次がわかりやすさ、そして美しさにドラマ性、最後にスランプに陥ってもやり直す強い心だという。これらは何事にも言える教訓である。経験値が低い学生諸君にはどれだけ響くかわからないが、おじさんには心に突き刺さる。
86歳にしてバリバリの現役を感じさせるが、講演のレジメが演台に用意してあるがちょこちょこ脱線。その時に歌舞伎でいう"大向う"さんのような方が大声をかけて助け船をだす。講演会では珍しい。その大向う役は奥様だった。
嬉しそうに「家内がいないと飯が食えんのです」と奥様の才能を讃えることを忘れなかった。そんな素晴らしい奥様を探し当てるのもまた才能なのかも。


昨日、浜田泰介さんの講演が聞かせていただいた。テーマが「才能について」だった。技術者の卵である若者を前に、若いうちにいろんな世界を見ることを勧めたておられた。おこがましいが、私もそう思っている。
見れば見るほど自分の肥やしになっていく。その中から自分で"美しい”と思えるものが自然に生まれてくるはずである。
浜田さんの全ての絵には、見る人を魅了する"美しさ"がある。絵を描くのに大事にしている5ヶ条があるという。まずはスピード、その次がわかりやすさ、そして美しさにドラマ性、最後にスランプに陥ってもやり直す強い心だという。これらは何事にも言える教訓である。経験値が低い学生諸君にはどれだけ響くかわからないが、おじさんには心に突き刺さる。
86歳にしてバリバリの現役を感じさせるが、講演のレジメが演台に用意してあるがちょこちょこ脱線。その時に歌舞伎でいう"大向う"さんのような方が大声をかけて助け船をだす。講演会では珍しい。その大向う役は奥様だった。
嬉しそうに「家内がいないと飯が食えんのです」と奥様の才能を讃えることを忘れなかった。そんな素晴らしい奥様を探し当てるのもまた才能なのかも。

