「Nymphaea (ニンファイエア)」、聞きなれない言葉である。水面に浮くように花を咲かせる睡蓮の学名。ひびきのよい発音である。ウィキペディアによると、ギリシャ神話の “水の妖精” の名前「Nympha(ニンファ)」に由来すると表示されていた。ちなみに英語ではwater lily(ウォーターリリー)という。
池などの水辺に菖蒲や杜若などが咲くころに睡蓮も水面に典雅で美しい姿をみせる。可憐で気高さに惹かれ、フランスの印象派の画家クロード・モネが描いた花としても有名である。
モネは、自宅の庭の池に咲く睡蓮をモチーフに描いた。1895年ごろから延べ10年近く描き続け、作品は250点にも及ぶといわれている。その中でも前半では、睡蓮が咲く池に日本風の橋をかけしだれ柳を配し描いている。
1901年には池の拡張工事を行い、睡蓮と水面に映る樹木や空などを交錯させた新しい画面となっているのが特徴である。その後は、ほとんどの作品において画面のすべてを水面が占めいる。
モネは、睡蓮を描くのに膨大な情熱と時間をかけた。
モネにとっては、「睡蓮」はよき人生のパートナーだったに違いない。睡蓮にはそれだけ惹きつける魅力があったのだろう。通りすがりにただ眺めるだけの花ではないような気がする。それが、水の妖精 “ニンファ” の魔力なのかも。
写真の睡蓮は西宮市北山緑化植物園で撮影
リポート&写真/ 渡邉雄二
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