今日は「桃の節句」。子ども(女の子)の幸せ願う日として、この時季ならではの風情を楽しむ行事であるが、いまではフルに雛人形を飾る家庭は少なくなっている。
そんななか、大阪の旧船場地域では毎年、春の船場博覧会として「船場のおひなまつり」が行われている。メインは北船場ゆかりの8家に代々伝わる雛人形を7つの会場で特別展示されている。
昨日は、天満天神繁昌亭へ落語を聴きにいくついでではあるが、淀屋橋から北浜に向けてお雛様をいくつか見てまわった。
今年は、芝川ビルモダンテラスに展示されている「芝川家」と神宗淀屋橋本店の「小山家」そして薬問屋が並ぶ道修にある少彦名神社の「別所家」の雛人形を巡った。
江戸時代より大阪を中心として栄え、豊かな文化を育んできた船場。その歴史と文化のあかしの一つとして発信している「船場のおひなまつり」が毎年この時期に行われる。
年に一度のお雛祭り、大都会のド真ん中でひっそりとたたずむ雛人形たちが足早に通る人たちにも微笑かけていた。
芝川家の雛人形
小山家の雛人形
別所家の雛人形
リポート&写真/ 渡邉雄二 Reported & Photos Yuji Watanabe
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