宝蔵寺の寺宝展で飾られていた伊藤若冲と若冲の弟子たちの作品にふれ心が震えた。それはガラス張りではなく、また照明にてらされ誇張された作品ではない、自然の光を頼りに、また油の灯に寄り添い描いた当時のままの自然の美しさを目の当たりにした感動である。
同寺院で鑑賞した十数枚の絵は、スポット照明なしの書院での展覧だった。当時の薄暗い中での制作活動の環境に近いように思えた。一枚一枚が誇張されたものではなく、当時に近い環境で作品を鑑賞するのは見る者の想像力が試されるような気がした。また想像力が無限に膨らんでいくようでもあった。
全部とはいかないが、紹介させていただく。
伊藤若冲筆 左) 竹に雄鶏図 右) 髑髏図
意冲筆 左) 山寺図 右) 菊慈童図
伊藤白歳筆 左) 南京雄鶏図 中) 牛頭天王図 右) 羅漢図
左) 壽老人図 右) 布袋図
左) 若啓筆 鯉図 中) 松本奉時筆 蛙図 右) 若演筆 双鶏図
伝 牧谿筆 虎図
リポート&写真/ 渡邉雄二 写真/ 撮影・掲載は了承済み
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