見本の達磨図
達磨さんは彫りが深く目に特徴がある。インド人だから顔も髭も濃い。お釈迦さまの弟子の一人で、中国禅宗の開祖といわれているお坊さんだから日本の禅寺系の寺院にいくと達磨図をよく見かける。
怖い顔でも描いた人によって表情がさまざま。慈悲に溢れた顔と思えば、そう見える。深く修行を積んだ方だから凛々しくも見える。厳しい顔の中に微笑がうかがえる。その違いを見るのが楽しい。見ていても飽きないのが、また不思議である。
仏画曼荼羅アートの各教室では今回の課題が「達磨」さん。9種の達磨図の中から一つを選んで、それを見ながら新聞紙に、筆の運び、線の描き方、構図のバランスやメリハリのつけ方、濃淡のつけ方等々の練習を繰り返した。同じ達磨図を選んでも描く人によって違う。筆の運びがスムーズになることで形やバランスが整ってくる。新聞紙上だから思い切りよく筆がすすむ。
さて、清書した達磨図がどのように仕上がってくるかが楽しみである。
リポート &写真/ 渡邉雄二 仏画曼荼羅アート泉佐野教室
尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/
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