いま、各仏画曼荼羅アート教室も紙上枯山水を題材に仏画曼荼羅を表現しようとしている。ある程度制作過程が見えてきたので、神戸教室の方の、ちょっとユニークな作品を紹介させていただく。テーマが枯山水庭園を想定し、仏画や数々の独自要素で、生まれてから死に至るまでを表現する制作内容である。
ある方は、文字と色をメインに一生を表現しようとされている。非常にユニークな発想である。誕生の「誕」文字から始まり来世までを色分けされていた。その中で、結婚時の「結」が白だった。その色使いに感銘。これらの文字が紙上枯山水に写しとられるのである。
また、ある方は、「命」と「心」の文字から始まり、その文字の間に合わせた手を書き、掌の中には世の中をしっかり見つめる眼を描いておられた。水の中に「皆空」「照見」を書き、最終章は上に薬師如来を、下に真言教典の一部を梵字で書いておられた。自己考察された上の、素晴らしい枯山水曼荼羅に仕上がっていた。
それぞれの今生の想いが、独自の発想で紙上枯山水庭園として表現されている。
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