花も諸行無常。あっという間に移ろい変わる。
梅、桃、桜など数多くの花木が目を楽しませてくれた。今年は、季節の移ろいが少し前倒しになっているという中で4月下旬から5月にかけて牡丹や芍薬がすでに大きく開いている。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
女性の美しい立ち振る舞いや容姿を、花にたとえて表現するこのような言葉が脳裏に浮かぶ。少々古臭い言葉ではあるが、昔はよく使われた。残念ながら、美しさの概念が昔と今では少々違うようなので、この言葉で今の美しさを表現するのには物足らなさを感じる。人それぞれ違うだろうが、私が思うには、ここに「躍動感」を表す花が添えられれば現代の美に近くなるのではないだろうか。
そんなことを思いながら、今年も花盛りの牡丹を鑑賞した。一年を通して季節の花を楽しめる場所として寺院がある。仏画曼陀羅アート教室で定期的に通う大阪府池田市の佛日寺も
牡丹が見ごろ。
裏からの入口路地に石仏が並んでいる。それぞれの石仏に向かい合うように植えられてある。石仏も花や木で季節の移ろいを感じているのだろう、諸行無常のはかなさを。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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