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山麓に佇む密教寺院。

2017-10-11 13:48:12 | 文化想造塾「神社仏閣」
神戸 北区の岩嶺山の山麓に、真言密教の修業道場だった石峰寺(しゃくぶじ)がある。修業道場にふさわしい雰囲気がある。

調べてみると、石峰寺は、651年にインドの僧、法道仙人によって開基された。山麓丘陵地に伽藍を建立し、一段下がって寺院や坊舎があった。
当時は、東西ニ里、南北一里に70余の建物があり一山寺院が形成されていたようだ。

石峰寺には、本堂には大日如来が祀られている。中堂の薬師堂は、聖武天皇の勅願で行基が開眼したとされる薬師仏が祀られ、その周りに十二神将、日光・月光菩薩を祭祀されている。残念ながら、本堂、薬師堂の前に立っても中までうかがい知れない。

薬師堂の裏には、三重塔がある。薬師堂と同様に室町時代に建立され、この時代の三重塔の中ではもっとも大きいものだといわれている。
薬師堂と三重塔は、国の重要文化財にしてされている。
仁王像が睨みをきかず仁王門から本堂までに往時を思い起こさせる塔中が現在でも並んでいる。

足を踏み入れると、高野山独特の空気と同じようなものを感じる。こんな人里離れた山麓に佇む寺院の静けさは感慨深い感動を覚える。鳥肌がたつ。





























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