寺院でよく見かける仁王像(金剛力士像)を
神戸教室の生徒さんから描いてみたいという要望があり、
課題としてチャレンジしていただくことにした。
見てのとおり、仁王像は他の仏像と比べ違いがいくつかある。
仁王像は、体全体の動きがあり流線形で、像というよりは人間の形姿に近い。
さらに、装飾物が少なく、色彩がほとんどないことから、
仏画のとして表現していくのは極めて難しい。
そのためか、下地になる線画で表現されている仁王像画が少ない。
ボールペンと鉛筆のみで制作 (手を真っ黒にしながら毎日コツコツと)
見本になるのは写真と簡略図のみ。そんな中で難題にチャレンジ。
立体的な形姿から平面的な線画にどう表現できるかがポイントだった。
さらに、仁王像が古いので写真では細部まで分かりにくい。
といった課題で、一昨日の稽古日に二人の方が作品に仕上げ持参された。
鉛筆と色鉛筆で制作 (実際の色が分からないので脚色しながら)
見本にした東大寺の仁王像(国宝)
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