毎年、この時期になると京都・西本願寺にお盆参拝に出かける。しかし、今年は残念ながらまだ行けてない。体調を少々崩していたのに加え、この暑さに気力が追い付かなかったので二の足を踏んでいる。少し遅れてでも心と体が落ち着いたら参拝させていだく。
毎年、参拝すれば必ずやブログ等で報告しているが、今年は行く前の “参拝表明” 記事という形になった。西本願寺は東本願寺と同じように、参拝すれば1時間以上は阿弥陀堂、御影堂でゆるりと過ごしさせていただいている。もちろん手を合わせ両親と少し会話をするのも楽しみではあるが、お堂に座り込んでいる時間が長い。お寺さんにしてはお邪魔虫かもしれないが、年に一度の寛ぎタイムなのでお許しいただけていると勝手に思っている。行かれた人はお分かりになると思うが、大きな何かに包まれ、清々しい空気を体感することができるのである。私なりの「調心」「調息」の時間として楽しんでいる。
また、日によっては法要が営まれ、お堂では多くの参拝者で埋まる時もある。その中に溶け込み響く読経に耳を傾けると、雑音と雑念が不思議と消えていく。心の妙薬のように思えてくる。
表現が適切ではないかもしれないが、町の銭湯のようだ。心の銭湯「本願寺の湯」なのである。こんなことができるのは、京都の寺院の中でもそう多くはない。
リポート&写真/ 渡邉雄二
尾道・文化紀行
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