仲見世通会の商店街から正面に平間寺(川崎大師)の大山門が見える。コロナ禍で商店街参道は閑散としていた。
大山門は堂塔、伽藍を囲む浄域結界の総門で、そのなかに東西南北から本尊を護る守護神として、仏教における天部の神である持国天、増長天、広目天、多聞天の4像が安置されている。すべて甲冑をまとい刀剣を携え、仏敵を威嚇する姿である。
多聞天は、日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」と呼ばれ、独尊像として安置する場合は「毘沙門天」と呼ばれている。
真言密教寺院である京都 東寺の立体曼陀羅を見ても分かるように、大日如来像を中心に如来像、菩薩像を囲むように四天王が安置されている。
コロナ禍といえども、正月三が日は初詣には疫病退散祈願などで賑わいを見せるだろう。
やはり、篤い信仰を集めるお大師さんの存在感がヒシヒシと伝わってきた。
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