ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

神仏習合の名残り。

2017-09-24 15:20:40 | 日本の信仰
明治元年、政府から出された「神仏判然令(神仏分離)」までの約千年は「神仏習合」という信仰体系をとっていた。神道と仏教、神と仏、神社と寺院が融合していた。

明治維新後、神仏判然令によって分離したものの、いまでもその名残が見えるのが高野山奥の院。弘法大師御廟までにそれはそれは数多くの戦国大名などの墓石がある。
その墓石や供養塔の前に鳥居が建てらているものがたくさんある。まさに神仏習合時代の名残である。

違和感があるものの、その当時の現象がいまも見れる不思議な世界である。















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その時代の良きことが蘇る。

2017-09-22 22:10:33 | 雑感
家で半パンとTシャツでは寒かろうと、着替えボールの中にトレーナーが置いてあった。
広げて見ると1990年の、ある大会のスタッフ用記念トレーナーだった。
27年前のものが、今でもあるのに驚いた。

その当時、毎年開催されていた国際室内陸上大会の仕事をしていたときのことを思い出す。
この大会で、その当時の陸上短距離スーパーだったベン・ジョンソンやカール・ルイスなどの走りを間近で見て感動した記憶が蘇ってきた。

どんな些細な残骸物であろうとも、その時代の良きことを思い出させてくれる。
そして心が躍り温かくなる。







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日本ならではの風景、風情。

2017-09-16 15:16:19 | 日本の美
神戸 須磨寺境内に観月公園がある。
観月台から眺める堂谷池、そして池に浮かぶ浮御堂はなかなか風情がある。
日本文化ならではの整った風景は、いつ観ても心穏やかな気持ちにしてくれる。
















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アジアの神々が集まる。

2017-09-16 13:15:00 | 雑感
巨大なストゥーパ、仏法を象徴する輪宝、その周囲に居並ぶ仏と異形の神々。亜細亜万神殿は、仏教の聖なる存在のみならず、アジアの神々が集う祈りの回廊。

亜細亜万神殿の案内板の出だしの言葉である。万神殿は神戸 須磨寺の仁王門前の太鼓橋横にある、
ネパールの首都カトマンズに所在するスワヤンブナート寺院を模倣して昨年に完成落慶法要されたばかりの建物である。

2015年4月25日に起きたネパール大震災からの復興を願いネパール大震災復興祈念堂とも名付けられた、とあった。

中には、龍の下で瞑想する仏陀や観音菩薩などヒンドゥーの神々の石像がある。異質な石像としては、豊穣な女神・ヤクシーをはじめとする美しい女神像が安置されている。























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絹谷幸二が描く「京都」。

2017-09-09 14:06:50 | 絵画
いま、京都国立近代美術館で絹谷幸二氏の「色彩とイメージの旅」と題した展覧会が開催されている。

その展覧会を先日、観に行ってきた。とくにオープン前から是非鑑賞したい絵がいくつかあった。
それは、今回の展覧会に出品するために描かれた絵画十数点。絹谷氏は、自作絵画に前に立ち、参加者に「このスペースにある絵画は1年8ヶ月前にこの展覧会が決まってから描きあげたもの」と力説しておられた。

このスペースにある絵画のテーマが「京都」。展覧会場が京都だから、という。とくに、京都の名所7箇所を龍をモチーフに描いている。龍は鴨川の「水」をイメージ、天に昇る龍姿を表現されている。

7枚の右から「光輝龍王二条城」、続いて「満月清水寺龍神飛翔」「飛龍天空大文字」「滝登る鯉転依龍神」「樹上双龍伏見稲荷」「迎臨飛龍金閣寺」「朝陽龍神下山上賀茂神社」という題目がついていた。
みると「日 月 火 水 木 金 土」までの一週間を表している。絵画の下方には、京都のそれぞれの名所が描き込まれている。

その表現方法は想像を絶する、絹谷氏ならではの絵画手法かと思われる。
この7枚の絵画の前に、遠目に、また近目に眺めていると、一見京都から離れていくが、一周して京都に舞い戻ってくる不思議な力を授かる大作だった。



















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