ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

美しい。

2017-10-12 13:17:55 | 日本の美
着物の見立て、着物の色合い、帯との合わせといいサイコ〜。
後ろ姿、立ち姿も美しい。
手の位置、扇子の持ち位置もみごと。
バランスのとれた、日本の美しさが表現されているように思う。


撮影者不明
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山麓に佇む密教寺院。

2017-10-11 13:48:12 | 文化想造塾「神社仏閣」
神戸 北区の岩嶺山の山麓に、真言密教の修業道場だった石峰寺(しゃくぶじ)がある。修業道場にふさわしい雰囲気がある。

調べてみると、石峰寺は、651年にインドの僧、法道仙人によって開基された。山麓丘陵地に伽藍を建立し、一段下がって寺院や坊舎があった。
当時は、東西ニ里、南北一里に70余の建物があり一山寺院が形成されていたようだ。

石峰寺には、本堂には大日如来が祀られている。中堂の薬師堂は、聖武天皇の勅願で行基が開眼したとされる薬師仏が祀られ、その周りに十二神将、日光・月光菩薩を祭祀されている。残念ながら、本堂、薬師堂の前に立っても中までうかがい知れない。

薬師堂の裏には、三重塔がある。薬師堂と同様に室町時代に建立され、この時代の三重塔の中ではもっとも大きいものだといわれている。
薬師堂と三重塔は、国の重要文化財にしてされている。
仁王像が睨みをきかず仁王門から本堂までに往時を思い起こさせる塔中が現在でも並んでいる。

足を踏み入れると、高野山独特の空気と同じようなものを感じる。こんな人里離れた山麓に佇む寺院の静けさは感慨深い感動を覚える。鳥肌がたつ。





























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江戸時代に盛況だった「農村歌舞伎舞台」。

2017-10-08 13:25:52 | 有形文化財
この建物がなんであるか、写真だけではわかりにくい。かなり年代物の建物であることは想像がつく。
これらは「農村歌舞伎舞台」と称されるものである。しかしながら、農村歌舞伎舞台っていわれてもピンとこない。

江戸時代末期から明治かけて大盛況を呈した村芝居の舞台である。当時、全国に2千棟ほどあったといわれている。現在でも1千棟が保存され、その中でも兵庫県には170棟がある。とくに北神戸地域のものは文化財として保存されている。

江戸時代末、1841年から始まった天保の改革の風俗粛清の影響で閉鎖された大阪の芝居小屋の浄瑠璃太夫や人形遣いが大阪を逃れ、この地に流れ込んだ。それを機会に農村舞台での歌舞伎、浄瑠璃、文楽や芝居などが盛んに行われるようになったようだ。

兵庫県にある中でも写真にあるこの二つは非常に特徴があり、数年ごとにいまでも農村歌舞伎が行われている。

北僧尾農村歌舞伎舞台は、江戸末期から明治にかけ非常に人気のあった舞台の一つ。全国に現存する舞台の中でももっとも古いといわれている。
一般的には、舞台は神社境内に建てられことがほとんどで、祭事の奉納芸能として盛んだった。
写真にあるように、舞台と長床(宮座行事を行う建物)を併用した形で造られている。
正面右端上部に突出部が見える。「チョボ床」といって義太夫や三味線の座である。
正面下部にある横板は「バッタリ」といわれ平素は雨戸であるが、舞台上演の際は前に倒し舞台を広くするようにしている。

もう一つは、下谷上農村歌舞伎舞台。この舞台は数多くの特徴がある。花道、太夫座、回り舞台、二重台、大せり、ぶどう棚など多種の舞台機構がある。そしてもっとも特徴があったのが、全国唯一の、花道の一部が回転して反り橋が出るという特殊機構が備わっている。当時の農村舞台としては大変珍しかったようだ。
全国屈指の歌舞伎舞台として、国指定重要有形民俗文化財に指定されている。

聞くところによると、全国に点在する歌舞伎舞台で上演する出し物は、地域によって特有の風俗を表現したものが多かったようである。代表的なものが秋田の「なまはげ祭り」も農村歌舞伎の名残りのようである。









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250年前の古民家、いまも息づく。

2017-10-06 14:24:39 | 歴史建造物
神戸 北区には江戸時代から明治に建造された古民家や歌舞伎舞台が随所にある。
古民家は、いまも生活の場としての家も多い。また、文化財として管理されている建物もある。

その一つが、この「内田家住宅」。県の重要有形文化財として神戸市が管理している。
筑後250年というから江戸時代中期に建てられたもの。当時の民家の間取り構造をそのまま残した貴重な文化財として現存している。

間取りは整形四間取りでいたってシンプルである。南側に上の間、下の間があり、北側に納戸と台所がある。
台所側には古民家特有の広い土間があり、片隅には一段低くなっている馬舎がある。昔は人も馬も同じ建物の中で暮らしていた。

土間には、4連のおくどさん(カマド)がある。いまも火を使い飯炊きなどができるようになっている。

ただ見学するだけの古民家ではなく、一日、炊事や生活(イベント)体験などもできるようだ。













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実りの秋。

2017-10-05 14:55:22 | 雑感
一面黄金色。
稲穂が垂れる。





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