ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

仏画曼陀羅アート(写仏会)体験会のご案内

2022-04-22 15:40:25 | 仏画曼荼羅アート教室

 

令和4年度がスタート。すでにGWに差しかかっていますが、私は今も “ Every day is Golden Week ” です。日々の情報や書き留めた記事をブログなどのSNSを使って発信し楽しんでいます。また、「仏画曼陀羅アート教室」を幾つかのところで開講させていただいています。

とくに曼陀羅アート教室では、貴重な時間をさいて集まった人たちに “良かった” と思っていただけるように工夫はしていますが、継続出来ているのは、やはり通っていただいている皆さまの支援のお陰、それに尽きます。そんな日々是好GWです。

 

仏画曼陀羅アートの楽しさを多くの方たちと共有したいと思い、新たに体験会を行います。そのお知らせをさせていただきます。子供から中高年まで、どなたでもできる体験会です。仏様や般若心経を自分の個性や想像力を生かして描きます。仏様を自分のスタイルで描く教室です。お近くの方で、関心があれば、ぜひご参加ください。

 

■体験会

◆ 5月8日 (日) / 芦屋市民センター別館115号室 14時~16時

◆ 5月22日 (日) / 平林寺(宝塚市) 「ひらりんフェスティバルin平林寺」13時30分~

◆ 6月19日 (日) / 芦屋市民センター別館115号室 14時~16時

 

■教室

◆ 泉佐野市生涯学習センター 毎月第一土曜日 13時~15時

◆ 箕面市東生涯学習センター 毎月第二土曜日 13時~15時

◆ 黄檗宗佛日寺会館 毎月第三火曜日 13時30分~15時30分

◆ studio azur (神戸市) 毎月第四土曜日 13時~15時

 

※体験会の参加費用は1,000円です。平林寺のイベントについては500円です。

※当日は、シャーペン又はボールペンと消しゴムをご持参ください。

※平林寺イベントでは「写仏会」のみの体験会です。落語会は満席です。

※通常の教室も初回参加は体験会で行います。

 

お問い合わせ・ご予約は、コメントいただくか、✉ipc@wa2.so-net.ne.jp (渡邉)まで

 

芦屋教室開講・体験会

 

ひらりんフェスティバル・ワンコイン体験会

 

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牡丹の見ごろ。移ろい変わる諸行無常のはかなさ

2022-04-21 11:26:36 | 雑感

 

花も諸行無常。あっという間に移ろい変わる。

梅、桃、桜など数多くの花木が目を楽しませてくれた。今年は、季節の移ろいが少し前倒しになっているという中で4月下旬から5月にかけて牡丹や芍薬がすでに大きく開いている。

 

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

 

女性の美しい立ち振る舞いや容姿を、花にたとえて表現するこのような言葉が脳裏に浮かぶ。少々古臭い言葉ではあるが、昔はよく使われた。残念ながら、美しさの概念が昔と今では少々違うようなので、この言葉で今の美しさを表現するのには物足らなさを感じる。人それぞれ違うだろうが、私が思うには、ここに「躍動感」を表す花が添えられれば現代の美に近くなるのではないだろうか。

 

そんなことを思いながら、今年も花盛りの牡丹を鑑賞した。一年を通して季節の花を楽しめる場所として寺院がある。仏画曼陀羅アート教室で定期的に通う大阪府池田市の佛日寺も

牡丹が見ごろ。

裏からの入口路地に石仏が並んでいる。それぞれの石仏に向かい合うように植えられてある。石仏も花や木で季節の移ろいを感じているのだろう、諸行無常のはかなさを。

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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美術館が定休日だったお陰で、美しい大阪の景観が楽しめた

2022-04-20 14:25:13 | 雑感

地下鉄肥後橋駅より徒歩1、2分のところに新しくできた中之島フェスティバルタワー・ウエストの4階に「中之島香雪美術館」がある。ちょうど4年前に、本館(神戸市東灘区)に次いで新設された美術館である。

この周辺は大阪の経済ビジネス領域の街で大都市景観を誇る地域のひとつ。そのド真ん中に、中之島香雪美術館や国立国際美術館、中之島美術館などをはじめ科学館、図書館、劇場ホールなど芸術・文化活動の情報発信する数々の施設が建ち並び、経済文化都市・大阪の新しい姿が目に映った。

 

 

そんな大都会の一角で開催されていた美術展を観ようと、一昨日、夕方からの仕事打合せの前時間を利用し香雪美術館を訪れた。観たい展覧会なら事前に美術館情報をチェックしてから行けばよかったのだが、気まぐれ思いつきの行動が裏目に。美術館が定休日だったである。まぁ、5月22日までなので、改めて足を運んでみる。

言い訳に聞こえそうだが、空いた時間を利用し中之島、土佐堀川周辺を散策する時間がとれ、改めて大阪の美しい一面を楽しむことができた。

 

私が観たかった展覧会は「来迎 たいせつな人との別れのために」という内容の仏教美術展。来迎図や浄土図など仏画の美術品が展示されていると聞く。こんな都会の一角で開催される企画展として違和感は否めないが、固定概念を外せば、こんなところだからこそ、仏教美術の観点から「仏への関心の一歩」になってほしてと心より願う。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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尾道映画祭2022が、多くのゲストを迎え6月に開催。尾道作品が勢ぞろい 【尾道映画祭Ⅰ】

2022-04-18 10:39:23 | 有形文化財

 

尾道を舞台にした映画は数々ある。その中でも印象に残っている作品はいくつかある。時代的にも共感をもった、1953年公開の小津安二郎監督作品の「東京物語」はいまも心に刻まれている。

そして尾道出身ということで興味をもった大林宣彦監督の遺作となった「海辺の映画館―キネマの玉手箱」や「尾道三部作」は尾道が舞台。ガンを患い余命三カ月と宣告されながらも、監督が執念を燃やし撮り続けた「海辺の映画館―キネマの玉手箱」などは尾道に大きな文芸財産として残した。

また、尾道・因島出身の小説家・湊かなえ氏の原作「望郷」を菊地健雄監督が映画化し、因島、向島などで撮影し、話題になった作品である。

 

小津安二郎監督作品「東京物語」

 

大林宣彦監督作品「海辺の映画館」

 

多くの作品を生み出し、またロケ地になっている尾道は全国に「映画の街」として周知されている。その映画・尾道を語るのに外せないのが「地形」から築かれた独特の風土や暮らしなどがある。海や山そして島々などの自然の恵に育まれた風土と、歴史的商業地域としてヒト・モノの交流や流通で栄えた土壌が文化・芸術を生み出すエネルギーになっていると言える。

 

尾道は、そんな自然のエネルギーの恩恵を享受しながら新しいコトへの挑戦が生まれ、多くの人の知恵と工夫によって創られている。

6年前にスタートした「尾道映画祭」もその一つ。映画を愛する市民の手で創り上げられた「尾道映画祭」は2017年にスタートした。今年で6回目を迎えるが、今年2月末開催を予定していたが新型コロナウィルスによる蔓延防止等重点措置の発令で、2020年についで2度目の開催中止を余儀なくされた。

それが解除され、改めて『尾道映画祭2022』はこの6月17日(金)より19日(日)までの3日間、市民の強い思いで開催される運びとなった。

 

下記のスケジュールで開催されるので、興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

 

今回のテーマは、『作家と尾道、その未来』である。未来につながる映画祭として大きな目標を掲げている。尾道が生んだ漫画家、かわぐちかいじ氏が今回初参加。

早いもので、3回忌となった映画作家、大林宣彦監督作品の「ふたり」の上映をはじめいくつかの会場で若手監督作品や尾道ゆかりの方々の作品が上映される。

「ふたり」に主演した石田ひかりさんらもゲストとして参加されるようだ。また、俳優の青木崇高さんは、今回は監督として参加される。その他にも、多くのアーティスト、クリエイターが尾道に集結し映画祭を盛り上げる。

 

◆今年の上映作品とゲスト

6月18日(土)

『空母いぶき』/かわぐちかいじ先生 

『さがす』/ゲスト:調整中

『逆光』/須藤蓮(監督)、渡辺あや(脚本)

『いとみち』/横浜聡子(監督)

『叫ばないと生きていけない』/森ガキ侑大(監督)、松澤匠

6月19日(日)

『かそけきサンカヨウ』/志田彩良、石田ひかり

『ふたり』/石田ひかり、大林恭子、大林千茱萸(ちぐみ)

『渦潮』(8mm)『渦汐』(16mm)/川本直人(監督)

『青木崇高の「ウズべキスタン」までちょっと会いに』『青木崇高のアメリカ西部までちょっと会いに』/青木崇高(監督)

『おーい!どんちゃん』/沖田修一(監督)

など。詳細は「尾道映画祭」公式ホームページご確認ください。

 

リポート/ 渡邉雄二 写真/ 尾道映画祭ホームページ・ネット画像を転用

 

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「一枝一葉、花を無駄にするなかれ」 仏の教えがこの言葉に映される 【袋中菴 幻の花 写真集より】

2022-04-14 16:28:37 | 伝統文化

袋中菴には、作法のひとつとして歴代の住職が伝承してきた「挿花」がある。その華道は、あくまでも仏道にのっとり、仏前に供えた花の残花をもって生けることを第一義に考えた作法として伝わってきた。

袋中菴に伝承された華道を「山階御流」という。その六世家元、賀幡圓定師がよく言っていた「一枝一葉、花を無駄にするなかれ」という、すべての仏の教えがこの言葉に映しだされている。

 

今回は、花が彩る晩春の風景を「袋中菴 幻の花」写真集より紹介する。

 

【椿のご馳走】

神仏のお供えには、普通のお菓子はもちろんだが、ときどき花の御馳走があってもよい。花菓子を供え、仏前に座ると、心が和む。

 

【浮き花】

京の桜の最後は深山から流れてくる桜の浮き花。春がゆくのを惜しみ、曲物に受ける。また、来る年にも出会いますようにとの思いを込めて。

 

【鴻恩の花】

供養とは先祖の冥福を祈るだけではなく、生かされている自分を知ることでもある。花を供え。仏に語りかけることによって、縁を知り、大きな愛を感じる。彼岸はまさに出会いの日。

 

【面影の花】

心の相(すがた)を花に託して心中を観察してみるのも楽しい。花が美しいのではない。心が美しければ、花の相も美しく見える。

 

【花の花】

ワイングラスの中でも、花は喜んで生きる。花を生かす気持ちが、自分を生かす喜びにつながる。

 

【添う花】

ふれなば落ちなん薄き花びら

花を箱の脇にそっとおく。あなたの純粋な心が寄り添う。

 

【花まつり】

お釈迦様はルンビニーの花園で生まれた。お釈迦様の誕生を祝い、龍王が空中より香水を注いだ。それにちなみ、千種の花で飾り、小杓で甘茶を。当菴の誕生仏は左手を高く上げている。

 

山階御流の圓定師は仏の教えを花の相で表現されている。挿花解説は、それぞれの花が圓定師を通し語りかけているようだ。

 

リポート&写真(複写)/ 渡邉雄二 写真集/ 幻の花 山階御流

 

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