ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

京の路地裏の力強さ 【京の細道シリーズ】

2022-10-17 10:35:13 | 京の細道シリーズ

五条大橋から高瀬川の西側の路地裏を四条まで歩いた。

半世紀以上経っても変わらぬ懐かしい建物が目に留まった。

江戸時代の風情を感じさせる料理旅館、

路地裏にひっそり佇む欧風調の喫茶店、

また、細い路地を挟んで商いを営む豆腐屋と旅館。

それぞれの店々がいまも変わらずそのままで商いが存続している。

京都路地裏の力強さを見たようだ。

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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路地裏に咲く清楚なお茶の花

2022-10-16 11:25:18 | 雑感

 

お軸の画は、木の枝に美しい鳥が留まっている。木には白の花が咲いている。お茶の木のようである。え、お茶の木に花が咲くの? 茶畑からは想像がつかないが、白い椿に似た美しい花が咲く。お軸の中の、枝に留まる青色鮮やかな鳥は「瑠璃鳥」だという。

 

ちょうどいまが、お茶の花が咲くころ。新茶の春ではなく10月から11月の下旬ごろにかけて見ごろ。しかしながら、咲いているお茶木は見たことがない。ただ、以前お茶席に茶花として活けられてあったことを思い出す。

茶畑でも花はわずかしか咲かず、見かける機会は大変少ない。それは、農家が育てる茶畑では、茶葉の新芽への養分を多くするために、花が咲く前のつぼみの時期に摘み取りしてしまう。摘み取り残しが花を咲かせている場合があるらしい。茶木は、花より団子ではないが、周知のとおり花より葉なのである。

 

 

茶木はむかし、路地裏に生えることも多かったようである。花が開花するときは、葉の裏にそっと咲いて非常に控えめな印象を与えるので、冬の季語として俳句などに詠まれる場合が多かったようである。

 

このお軸の画は、この詩より想像され描かれたもののようだ。

 

伊軋籃輿不受催
湖南秋色更佳哉。
青裙玉面初相識
九月茶花滿路開。

籠台から眺める湖南の秋は美しい。
道沿いに咲くお茶の花は満開、
地元の青いスカートを履く女の子と楽しい会話もはずむ。

という意味になる。女の子を、茶木の枝に留まる瑠璃鳥にたとえ描いているようだ。

湖南のお茶はいまも有名である。秋を思えば、雁が音のまろやかさが恋しくなる。

 

リポート/ 渡邉雄二 参照/ 文人会一茶庵稽古より お茶の写真/ BTANICAより転用

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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「色あざやかさ」が浮き彫り 【あの一枚展 紅葉Ⅱ】

2022-10-14 11:09:37 | 日本の美

昨日に引き続き、思い出される「紅葉」の一枚一枚をピックアップしてみた。

紅葉Ⅱでは、色づく葉にスポットあてたカットを拾い上げた。

陽射しや水面など、他の色とのコントラストで「あざやかさ」が浮き彫りに。

これらの一枚で、その時をほんの少し振り返るのも、実に楽しい~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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秋寒し木々の黄紅どんな色 【あの一枚展 紅葉Ⅰ】

2022-10-13 10:27:08 | あの一枚展

寒露を過ぎると、木々が少しずつ色づきはじめ秋の装いになっていく。

木々の葉が黄色に、紅色に染まるころの景色は華やいでみえる。

変わることなく移ろう季節の情景ではあるが、今年は、また違った、心に沁みる一枚になるやもしれない。

 

 

                森閑- silence 

 

                 吻合- anastomosis

 

                   錦秋- kinshu

 

                  薄靄- thin haze

 

                  陽光- sunlight

 

               対照- contrast

 

                     閑寂- quiet

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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ワクワクするまち、尾道を感じた! 【鶴瓶の家族に乾杯スペシャル】

2022-10-11 20:17:07 | 尾道・文化紀行

 

昨夜、NHKで放映された人気番組「鶴瓶の家族に乾杯-尾道の旅スペシャル」を見た。

欠かさず視聴している大好きな番組である。大阪人独特の熱い気質をもつ笑福亭鶴瓶さん。むかしの少々やんちゃな気質がときより画面を通し見え隠れする。それが、微笑ましく思える。そんな愛嬌たっぷりな鶴瓶さんが好きで、この番組を毎回楽しみにしている。

 

今回の家族に乾杯が尾道ということもあり、いままで以上に楽しみにしていた。V6の井ノ原快彦さんをゲストに、尾道・向島の船着き場で合流しスタート。ここからが鶴瓶さんの真骨頂である一般の人をおもしろくユニークな人物像にしていく絶妙なトークで視聴者を楽しませる。鶴瓶さんの、その掛け合いトークは絶品である。芸能人の中でも群を抜くセンスを持ち合わせていると思っている。

 

舟の艪をつくる職人の御夫婦と楽しく

仏像を彫っている90歳のおじいちゃんに絡む

 

船着き場からスタートした直後に、近くにいたおじさんに声をかけた。ぶっつけ本番だからたまたまそこに居合わせたおじさんが、舟の艪をつくる職人さんだった。その絡みの中でも、そのおじさんのおもしろさが浮き彫りに。続いて、仏像などを彫っている90歳のおじいさんとの絡みも笑わせる。また、20歳のかき氷を販売している青年とのトークは、青年のユニークさが見事に鶴瓶さんのトークで引き出されていた。

 

一方、井ノ原さんは本土の商店街を歩き、若い人たちとの出会い、交流の場面を井ノ原さん流に尾道の良さを引き出し発信していた。彼の今回のぶっつけテーマが、「井ノ原」という同性の人がいると聞いて、出会う人に必ず聞いていた。それが功を奏し最後に尾道の「井ノ原ファミリー」と出会う。

 

二人の尾道ぶっつけ本番スペシャルの旅で見えてきたのは、温かい尾道の人情と風土、そして歴史の中で変わっていく新しい尾道の姿である。日本の全国高齢化は否めないが、そんな中でも尾道は、地元の若い人たちが進めるまち再生プロジェクトに他府県からの若い移住者の人たちが加わり、新しいまちづくりがスタートしている。自然環境に恵まれた、ワクワクする町になっていくのが、今回の番組からも感じとれた。

 

他府県から移住してきた若いファミリー

 

リポート/ 渡邉雄二 写真/ 鶴瓶の家族に乾杯の映像より転用

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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