ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

お菓子を支える脇役の景色 【京菓子展2022】

2022-11-17 14:47:33 | 日本の美

「京菓子展2022」が15日で終わったが、次年につながる残景を随所に見ることができた。今年は「枕草子」がテーマに京菓子のみどころを存分に見せてくれた。来年は、どんなテーマで、どんなヒロインたちが生まれるのか楽しみだ。そのヒロインたちをより美しくより美味しく魅せる脇役にも心ひかれる。今回もそうだった、きっと次回も。

 

お菓子の紹介はシリーズの最後になってしまうが、このシリーズ三弾も演出の脇侍役を景色として紹介したいと思う。あくまでも私の視点で選んだ景なので不足もあろうが、それはお許しを。

 

ちょっと不思議な掛軸

皆川淇園の文賛

凌風香満願と書かれた屏風

 

 

庭先の行灯がともる

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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時間から美を切りとった言葉、 “春はあけぼの” 【京菓子展2022より】

2022-11-16 14:25:12 | 有形文化財

春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

 

そう、枕草子の冒頭の文章である。学校で習ったはずだが、はるか遠いむかしを振り返っても、その記憶は乏しい。しかしながら、いまにして読めば、“春はあけぼの” などのような言葉は、時間から美を切り取って表現しているかのように心にしみいる。

 

その枕草子をテーマにした「京菓子展2022」に伺った折に、お菓子が展覧されている部屋の床の間にかのような気になるお軸二幅が掛けられてあったのが目に入った。

想像を膨らませると、清少納言を思わせる平安貴族の女性が、お隣の部屋のにぎわいを見ようと御簾を上げている姿に見えてくる。二幅ある中の一幅は、内側から、そしてもう一幅は外から御簾を上げている絵である。想像を掻き立てる不思議な絵だが、その御簾は枕草子の世界と京菓子展をつなげるトビラのように見えた。

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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すだれ越しの紗秋

2022-11-15 20:35:13 | 雑感

晩秋の陽射し避けのすだれ。

すだれ越しに紗がかかる紅葉。

秋の深まりを感じさせる。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

尾道・文化紀行

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276字の言霊 [仏画曼荼羅アート]

2022-11-14 21:08:11 | 仏画曼荼羅アート教室

仏画曼荼羅アート教室では、般若心経の276文字を言霊として次の課題に取り組もうとしている。

般若心経は、大乗仏教の真髄が説かれている経典。「空(くう)」思想について説き、すべての事象は不変の実体をもつものではなく、深い智慧により執着を離れることで悩みや苦しみから解放されるとする。

 

その般若心経を言霊とし、そのエネルギーと自分がもつ表現したいものとをコラボし新しい霊力のある作品を創造しようとしている。

それぞれの新しいストーリーが生まれてくるはずである。

 

 

リポート&写真/  渡邉雄二

 

尾道・文化紀行

https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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人との出会いが新しいコトのはじまり 【西宮クリエイターズリスト展】

2022-11-13 14:03:03 | 地域発展

 

昨日までの3日間開催された「西宮クリエイターズリスト展」が終了した。

西宮の情報を発信する西宮流(しにのみやスタイル)と西宮商工会議所の共催でクリエイターと企業のマッチングイベントとして出会いのビジネスステージを設け、多くの参加者(企業・学校・工場・商店など)が来場し盛り上がりを見せた。

 

私も、クリエイターズリスト展の一員として出店し、想像していた以上に出会いを楽しんだ。来場者の企業との出会いもさることながら、3日間同じステージを共にした出展者のクリエイターの皆さんとの出会いも貴重な財産に。一種の同調行動の中で芽生える仲間意識に感動もした。

周りに感化されながら、来場いただいた企業さんに積極的なPR活動をさせてもらった。西宮市の職員の方や、多岐にわたる地元企業の皆さん、遠くは名古屋の編集プロダクションの方、また、診療の休憩時間を利用して来場された医院の先生も。さらに、大学の先生をしながら地域の活性化に尽力される方や、大学の非常勤講師の傍ら、数学ライターという肩書を持つ先生など多彩な人たちとの出会いを楽しませてもらった。

 

活動の支えになるのは、やはり人である。人との出会いがすべてのはじまりのような気がした、今回のマッチングイベントだった。多くの人に感謝である。

 

初日の開場前のスナップ

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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