一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

122  好好爺かくありたしと初詣  雲水

2011年01月11日 | 新年

(こうこうや かくありたしと はつもうで)

 

 

今年の私の年賀状の句。

 

 好好爺(こうこうや)とは、気の好い、善意に溢れたおじいさん、と辞書にはある。例えば、「笠智衆さん」が第一に思い浮かぶ。女性なら、「きんさん、ぎんさん」だろうか。

 

 句友から、「60代で好好爺は、気持ち悪い、90代ではないか」という発言があった。確かにそうかもしれない。唯、私にとっての「好好爺」は、ちょっと解釈が違う。

 

 私のような自己中心的で、わがままな人間が、好好爺になれるとはとても思えない。だからこその「かくありたし」なのだ。

  

コメント
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