一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

開き直りこそが、秘訣

2011年01月15日 | つぶやき

俳句をやっていると、必ず壁にぶち当たることがある。私も何度か経験している。

長い時は1年以上俳句ができなかったこともあった。しかし、今では止めないで本当に良かったと思っている。

 

 では、一体どうしたらこの壁を打破できるのだろうか?

 

   俳句をうまく作ろうと、思いがちです。学校の成績が気になったように、私達はついつい人と自分を比較してしまいます。しかし、

 

私は私なんです。なんら恥じることはありません。

 

 NHKの絵手紙の先生の言葉ですが、「下手が良い」というのがあります。「下手で良い」ではないんです。「下手良い」んです。

 

 私ぐらいの年になると、「テニスなどで下手を自慢していますが」、そこまでいかなくとも、せめて「恥ずかしい」は止めて、開き直りましょう。

裸の素ッピンピンで、町を歩けと言っているのではありません。その気になれば、誰でもできることです。

 

この開き直りこそが、実は上達の秘訣なのです。

 

そして、見えたまま、聞こえたまま、感じたままを、素直に、正直に言えばいいのです。

 

決して、上手に作ろうとしてはいけません。

 

コツが分かれば、たまには嘘をついたり、騙したり、冗談を言ったりと遊び心も余裕も生まれてきます。

 

そこで問題です。

下の写真をようく見て下さい。私の知り合いのブルドッグです。どうぞ、一句作ってみて下さい。

ちなみに、彼の名前は「遊(ゆう)」君です。生まれてまだ3カ月です。

上五に、季語の「寒の入り」にします。あと、7・5を入れて下さい。

私が、やってみますね。

 

寒の入りあなたはなんて可愛いの

 

こんな風にあなたも作って下さい。 

 

   

寒の入り犬と皺を競い合い       パピー
寒の入り遊に負けたシワの数
寒の入り私もこんな服欲しい

寒の入り犬寒かろと着膨れる    優
寒の入り犬着膨れてふて腐れ
寒の入りふて腐る犬ポーズ取り
寒の入りポーズ取る犬悦に入り
寒の入り遊と名づけて遊ぶ犬

パピーさん、優さん

さすが、パッと思いつく所がすごいですね。

善し悪しを考えず、感じたことを素直に言う。

そして、沢山作って沢山捨てる。こんな調子で

2,30句作れば、ハッとするような句がいくつかできるものです。


寒の入りもうすぐ春だと九十歳       2gawa
寒の入り閉じ込められて一句かな
寒の入り上戸の人ぞ羨まし
寒の入り以前の誘いに返事する
寒の入り長座しかねる庭のチェア  

寒の入り犬飼い主に似ると言ふ      パピー
寒の入り幸せ背負って犬来る
寒の入り赤い服着たお犬さま  

 

 
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126   休み窯切る水仙を滴らせ

2011年01月15日 | 

年4回焚いていた穴窯の窯焚きも、10年ほど前から3回になり、去年からは春秋の2回に減らした。一回に7トン使う薪を割らねばならない。それが大変なのだ。

 

365-(5×2)=355日だから、穴窯は1年のほとんどが「休み窯」だ。 

 

 さて、庭に水仙が咲きだした。いつだったか、水仙を切ると切り口からポタポタと液が滴るのを発見。そんな草は、そう沢山あるものではない。明日葉は、黄色の汁が出るか。他にもまだあったっけ?もっと知っている方は、是非教えて下さい。

  

 俳句の効用の第一は、知らないことを知ること。知ってしまえば、どうということはないのだが、知ることが実に嬉しい。だから俳句は止められない。

   

 私は、俳句を始めるまで、植物にほとんど関心がなかった。ところが、俳句を始めてみると、なんと沢山の草花があることか。そして、名前を人に尋ねたり、図鑑で調べたりして増えてゆき、その数はたぶん何百種類にもなると思う。

  

悔しいが、最近はど忘れが多くなり、なかなか思い出せない。

 

 

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