一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

開き直りこそが秘訣 その2

2011年01月16日 | つぶやき

 今日は、全国的に雪模様のようです。そこで、兼題を出します。

「冬籠(ふゆごもり)」です。

今、あなたはパソコンの前に座っているわけですが、そこは書斎ですか? それとも居間ですか? 仏間ですか?台所ですか?・・・・・・

部屋の回りを見回してみましょう。見慣れた光景で、感動もないかもしれませんが、そこで1句ひねってみて下さい。何か音がきこえませんか?何か香りませんか?誰かそばにいませんか?それら全てが、俳句の材料です。

私がやってみますね

冬籠ラジオパソコン血圧計

こんな風にあなたもどうぞ作ってみて下さい

 成すべきを明日へと延ばし冬籠   優
冬籠犬の散歩も滞り
会いたいね口先だけで冬籠る
冬籠ブログにはまり夜更かしす
相槌の旨くなりたり冬籠
堂々と朝寝をしおり冬籠
又一つ蜜柑箱増ゆ冬籠
冬籠春を待ちおり服重ね

冬籠去年の編みかけ持ち出して  2gawa
冬籠あなたがいなくてもう五年
冬籠ビオラは識らず咲きており
冬籠老いたる母へ甘酒を
冬籠捨てきれず服また仕舞う

冬籠サウナ水泳エアロビクス   パピー



 

「ふゆごもり」は、「冬籠り」ではなく「冬籠」と表記します。

これは、歳時記に準拠します。

ふゆがまえも「冬構え(へ)」ではなく「冬構」です。

歳時記で確認してください。

 

尚、動詞として使う場合は、

当然ですが「冬籠る」と「る}を使って下さい。

  

 

 

 優さんは、8句。2gawaさんは5句。一つの季語(兼題)でこれだけできれば、

言うことはありません。

歳時記から、今時にふさわしい季語を探して、どんどんお作り下さい。

 

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127   梅の花一つ斥候かもしれず    多可

2011年01月16日 | 

今どき、斥候(せっこう)という言葉を知っている日本人は、どのくらいいるだろうか。

 

 辞書には、「敵の状況や地形などを探ること。また、そのために部隊から派遣する少数の兵士。「斥候を放つ」・・・・・・こんな言葉を、誰も知らない時代が来ることを祈る。

 

 さて、例年より早く、我が家の梅もほんの数輪が数日前から咲きだした。しかし、その後寒さのせいかさっぱり咲き増えない。正に梅の木の「斥候」として咲いているのだ。

 

 梅は、春の季語だが既に咲いている。まず咲くはずの「万作」は、咲いていない。

 

 梅さんも万作君も、一体どうしたの?

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