一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

132   大寒の夜を徹して仔犬鳴く

2011年01月21日 | 

13年前の大寒の頃、生まれて3カ月の仔犬を貰った。車に乗せてから鳴き出し、一晩中鳴かれたのには往生した。モモと名付けた。

 

 ある日、近くのペンションに泊まった若い女性たちの騒ぐ声がするので、よく聞いてみると「あら、可愛いわね」などと言っている。行ってみると、やはりモモだった。

 

女性の声がすると、いつでもどこへでも跳んで行ってしまうのには、困った。原因は、3カ月間飼われていた家の娘さんの影響ではないか、と思う。

 

そして、4月のある日、モモは突然いなくなってしまった。お尋ね写真を何箇所か貼ったり、保健所にも連絡したが、とうとう帰って来なかった。人懐っこかったから、きっと誰か良い人に引き取られて、幸せに暮らしていることだろう。

 

 

コメント (2)
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