歌コン新人特集

５月３１日のＮＨＫ歌謡コンサートは、久々の「輝け！期待の新星たち」と題しての新人特集だった。この番組も今年からＪ－ＰＯＰの歌手をよく出演させているが、今回の新人特集も演歌だけでなく、ジャンルがさまざまであった。
でも正直言って、今回は目をみはるような輝きをもった新人はいなかった。それぞれ個性もあるし、歌唱力は及第点。でも訴えてくるものがあまりない。小さくまとまりすぎている。

演歌で期待の大きい小村美貴。確かに今年の新人演歌歌手では出色だろう。年末のレコード大賞新人賞ノミネートも間違いないだろう。でも何かが足りない。新鮮さだろうか。そういえば『やっぱり大阪』はどこかで聴いたような感じ。ボディーアクションもわざとらしい。

Ｏ’ｓ（オズ）の二人を見ていると、ピンクレディーがデビューした頃を思い出した。健康な色気がムンムンという感じで、どうしても外見に気を取られがちだが、フォーク調の曲『あなたとならば』はなかなかいい。

Ｇｒｅｅｎ2の『ナミダグサ』は、どう評価していいのか迷う。私には上々颱風のイメージがどうしてもつきまとう。もう少し違った表現があっていいと思うのだが。