きのう『居酒屋「敦賀」』のCDを買ったとき、一緒に買ったのが、昨年10月に発売された山本智子のファーストアルバム「ベスト・コレクション 哀秋花」である。ファーストアルバムでありながら、カバーは1曲もなく、デビュー以来の6枚のシングルの合計12曲のオリジナルで構成された、まさに今年の新曲『春仕度』が出るまでの山本智子全曲集というわけだ。私は彼女のCDを買うのは初めてなのだが、これで一気に山Satoワールドを心行くまで味わえる。
けさは通勤電車の中でヘッドホンを耳にこのアルバムを聴いていた。可愛い声が耳に心地よく、曲調も演歌から歌謡曲まで色とりどりで楽しめる。特に『東京雨ん中』『ぼんぼり小路』のしっとりした優しい味わいが素晴らしい。
彼女は2年前の6月、NHK歌謡コンサートの若手歌手応援コーナーに2週連続で出演したとき、『ぼんぼり小路』を唄っている。四国出身なので「四万十川あゆ」という芸名にされそうになり、ショックを受けたというトークが面白く、印象に残っている。もう一度録画ビデオを見てみようと思う。