中心周波数は 1500Hz ですから、500Hz のフィルターをかけると 1500Hz ± 250Hz が可聴範囲になります。
PY2MIG が 1972Hz に QRV していたため シフト を +400Hz にして、下のスクショの様に PY2MIG が可聴範囲に入る様にします。 従って、1600Hz 以下 2100Hz 以上は受信しません。
500Hz のフィルターをかける事でどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリットは、まずフィルターをかけると選択度が上がるため、受信が数 dB 上がります。 相手に良いレポートが送れます ( Hi ) 。
下のスクショの DJ1AA の例を見てください。
黒線 の上が通常の 3000Hz で、下が 500Hz のフィルターで受信した結果です。
10dB 程アップしています。
これは CW を SSB のフィルターで聞いた時と CW フィルターで聞いたのと同じ理屈です。
もう一例です。 E75C との QSO 例です。 黒線より上側は通常の 3000Hz で見て ( -24dB ) 呼んでいます。
黒線の下側は 500Hz のフィルターで見て ( +06dB ) います。
E75C は 1444Hz ですから、シフト は掛けていません。
一回ループしたので、最後は On Freq. でコールし、QSO 出来ました。
デメリットは、こちらの送信範囲も、この 500Hz の範囲に限られます。
根気よく DF を選べば隙間を見つける事も可能です。 500Hz って割と広いんです。
今でも 500Hz の帯域で 12 局のデコード局が見えています。
【 注意 】 帯域外で呼んだ事がないので分かりません。
受信だけにフィルターが掛かり送信とは関係ないのかもです ..... 勉強不足です。
一番上のウォーターフォールは潰れていて軌跡が見えません。 解決するには下のスクショの様に、右下の Ref Spec の右のスライダーで感度を落とせば 見えて来ます。
この方法は -24dB などの弱い局を呼ぶ時の助けになるかも知れませんね。
或いはローカル局の被りがひどい時とか ...... 。
しかし、表示の dB が上がったからと言って、相手が強くなった訳ではありません ( ここは大事 ) 。
ですから、受信感度 ( 選択度 ) が上がったからって、飛びには関係ありません ( Hi ) 。
よく見える様になったせいで、かえってストレスをため込む事にもなりかねませんね ( Hi ) 。