キマグレ競馬・備忘録

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入試ネット投稿事件

2011年03月06日 | Current news
大学側の説明によると「入試制度の根幹を揺るがす事件」は、単独犯の可能性が高いそうです。
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単独で可能か再現検証=7分に200字―発覚1週間、入試ネット投稿・京都府警(時事通信)
京都大などの入試問題が試験中にインターネットの掲示板に投稿された事件は、5日で発覚から1週間。逮捕された仙台市の男子予備校生(19)は京都府警の調べに、京大入試会場で携帯電話を操作し、1人で試験会場から投稿したと供述している。府警は単独で投稿したとの見方を強めており、今後は携帯の通信記録や1人で実際に投稿可能かを再現して検証する。(中略)捜査関係者によると、予備校生は試験中に自分の席から、股の間に携帯電話を隠し持ち、ネット掲示板に書き込んだと説明。試験官から見えにくい席に座っていたといい、府警は、供述通りの方法で投稿が可能だったかを、実際の教室で検証する方針だ。
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一人の予備校生のカンニングが大きな騒動になってしまいました。テレビでは犯人特定の速報がテロップで流れて、まるで社会を揺るがすような「殺人犯」が捕まったような報道がされています。確かにやったことは悪い事だし、規則によって「不合格」は当然だと思いますが、それでも何となくこの予備校生の事を責められないような感じがあります。「入試制度の根幹を揺るがす」ほどの事件なのか?試験対策としてのカンニングは、おそらくこの国の国民は誰でも経験があるか、若しくは誘惑に駆られたことがあると思います。それがたまたまネットに書き込むという方法でバレテしまった事が、重大事件のように扱われるのは何だか気の毒な感じもします。学生がよくやる「机に覚えさせる」とか「体に覚えさせる」というカンニングは良くて、ネットはダメなのか。また、同じ手口でも見つからなかった人はセーフ、見つかった人は厳しく罰せられる。見つからなかった人は大学に行き、見つかった人は刑務所に行かされる。それも不公平のような気もします。
筆記試験のカンニングは、昔からあって撲滅するのは不可能なように思います。もし本気で公正な試験を行いたいのであれば、口頭試問しか無いでしょう。これだと自分の記憶に頼るしかないので、カンニングの余地は無くなります。でも試験が口頭試問だったら、違う意味で学生のカン(勘)ニング対応が必要になるかもしれません。
「その回答は勘ですか?」

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