スペースシャトル「ディスカバリー」号が退役することになりました。
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<シャトル>「ディスカバリー」最後の飛行を終えて帰還(毎日新聞)
【ウッドランズ(米テキサス州)】米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「ディスカバリー」は米東部時間9日午前11時58分(日本時間10日午前1時58分)ごろ、米フロリダ州ケネディ宇宙センターに帰還した。84年8月以来、39回の飛行を無事終えてディスカバリーは退役する。ディスカバリーは今年2月24日(米東部時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた。ISSではディスカバリーに加え、日本の無人補給機「HTV(愛称・こうのとり)」2号、ロシアのソユーズ宇宙船と補給機プログレス、欧州の補給機ATVが初めて勢ぞろい。「最初で最後の記念写真」を、ISSから離脱したディスカバリーが撮影した。スペースシャトルは今年6月に退役予定。残る2機の打ち上げは4月(エンデバー)と6月(アトランティス)に計画されている。
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スペースシャトル「コロンビア」号が初めて打上げられ帰還の様子をテレビで見て以来、自分の人生と共にあった宇宙船ですが、いよいよ退役が目前に迫ってきました。スペースシャトルは、機体の再利用による打上げコストの削減を掲げて登場しました。しかし、これまで2度の大きな事故で数多くの犠牲を払うことになり、当初の目的であるコスト削減にもあまり効果は無かったようです。しかし、今回引退する「ディスカバリー」は39回もの飛行に耐えて25年以上も現役で活躍し、無事に任務を果たしたわけですから、人間で言えば「殿堂入り」してもおかしくないと思います。おそらく博物館での展示になると思いますが、もし機会があれば是非その姿を見てみたいものです。ちなみに、残り2つの機体もあと2回の打ち上げで終わりとなりますが、シャトルのマニアでもこの最終「乗車チケット」を手に入れるのは不可能です。(^^;)