キマグレ競馬・備忘録

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次期主力戦闘機F-35 価格高騰懸念

2012年02月29日 | Photo (&Aviation)
決定したばかりの次期主力戦闘機F-35ですが、価格高騰懸念が広がってきたようです。
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機種変更の可能性言及=F35、価格高騰を懸念―防衛相(時事通信)
田中直紀防衛相は29日午前の衆院予算委員会で、次期主力戦闘機(FX)として導入する計42機のF35戦闘機のうち、2016年度中に先行調達することになっている4機について「正式な契約に至るのは夏前だと認識している」と述べた。その上で、価格が高騰した場合の契約取りやめや機種変更の可能性に言及した。自民党の石破茂前政調会長への答弁。米ロッキード・マーチン社製のF35は、開発の事情で、納期の遅れや価格の上昇が懸念されている。防衛相は「この(夏前の)時期に至っても(価格や納期など米側の)提案内容が実現できない事態になれば、わが国の防衛力整備が不安な状況になる。契約を取りやめるか、新たな機種選定に入ることも視野に入れなければいけない」と語った。 
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昨今の世界の経済状況や開発の遅れを見れば、素人でも価格が上がりそうな予感はしていました。政府としてはそれも踏まえて選定したはずですが、今さら価格高騰を懸念するのも変な話です。価格高騰で予算が厳しくなるのは判りますが、機種変更まで言及する必要はないし、もし変更を本気で考えているのなら、これまで数年の時間を掛けて選定した意味が無くなってしまいます。米ロッキード・マーチン社に対して、釘を刺しておきたいという政治的な意図はあると思います。でも機種選定に言及するのは少々やり過ぎのような気もします。仮に機種変更した場合、将来のF-35導入までの繋ぎとして残された選択肢としては、米軍との連携が容易なF/A-18スーパーホーネットしか無い。それなら多少導入が遅れて高価になっても、F-35のほうが良いと思います。どうせここまで待っているのですから、あと数年は待てるはずです。(有事にならなければの話ですが)防衛力整備に不安な状況になったのは、政府自らのFX決定の遅れということもあるので、あまり言わないほうが良いと思います。

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