◆第１０回ヴィクトリアマイル・Ｇ１（１７日、芝１６００メートル、東京競馬場、良）
春の古馬牝馬女王を決める一戦は、１８頭が出走し、５番人気のストレイトガール（戸崎）が直線で鮮やかに抜け出しＧ１初制覇。頭差の２着は２番手から進めた１２番人気のケイアイエレガント、３着は逃げた最低１８番人気のミナレットが粘って、３連単は２０７０万５８１０円。０８年秋華賞の１０９８万２０２０円を大きく上回り、３連複も２８６万４８０円とともに、Ｇ１史上最高配当の大波乱となった。１番人気のヌーヴォレコルトは６着、２番人気のディアデラマドレは７着、３番人気のレッドリヴェールは４着だった。
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今年のヴィクトリアマイルは、大波乱の決着でした。レースは最低人気のミナレットが逃げ、それをケイアイエレガントが追従し、他の人気馬は自重する形で進みました。ミナレットがいつ止まるのかという感じで見ていましたが、全く脚色が衰えず、そのまま逃げ切るかに思えましたが、残り1ハロンでケイアイエレガントが捉え、それをストレートガールがゴール直前で頭差で抜いて勝利を収めました。
先週のNHKマイルと違って、レース展開がとても面白かった。今回の主役は、何と言っても不利な大外枠から逃げたミナレット。果敢に逃げて最後まで粘り込み、他の上位人気馬を封じて3着に入りました。騎乗した江田照男騎手は、5/9にも15番人気255倍の馬で勝つ等、大波乱を演出するアナ騎手として有名ですが、今日も思い切りの良い好騎乗のレースだったと思います。また、ケイアイエレガントも素晴らしいレースで、本当に惜しい2着となりました。昨日、吉田豊騎手のインタビューを見て注目していましたが、残り10mまで勝っていたレースで、本当に残念でした。先週の柴山騎手と同様、今年活躍が目立つ吉田騎手にも勝たせてあげたかった。
ストレートガールは、その名の通り府中のストレートで凄い末脚で追い込んで勝利しました。いつもは優勝候補として注目されるのですが、今回はあまり人気が無く、注目度も低かったように思います。でもG1レベルのレースを何度も経験している強みがあったと思います。戸崎騎手との相性も良さそうで、これからも注目したい1頭です。
今回は、上位1～4番人気の馬が揃って馬券内に絡めませんでした。おそらく騎手が事前に想定したシナリオと大きく違っていたからかもしれません。馬の能力だけで測れないのが、競馬の難しさであり、面白さでもあります。
ちなみに馬券のほうは、1番人気ヌーヴォを軸に、3スイートサルサ、5ストレートガール、7ケイアイエレガント、11スマートレイアーの三連複と、メイショウマンボの単複を買ってみました。結果は、1,2着のストレートガールとケイアイエレガントを入れていたのに、1番人気と組合せたためにハズレ。難しい三連複ではなく馬連にしていれば、360倍もついたのに惜しいことをしました。予想が合っていても買い方が合ってなければ、ハズレはハズレです。ま、そんなもんです。
