今週は、通勤時間にベートーヴェンを聴いている。交響曲第六番「田園」は、彼の交響曲の中ではあまり人気が無いけれど、疲れた時や気分転換したい時には、とても気持ちが安らぐ良い曲だと思う。特に最終楽章が大好きだ。
今週は、毎日王冠と京都大賞典があるが、どちらも良いメンバーで好勝負が期待できる。メンバーが拮抗した時は、レース展開次第で勝者がガラッと変わったりする。現代の競馬において、レース展開を読むのは競馬予想の常套手段だが、このレース展開による予想を始めたのは、競馬の神様・大川慶次郎さんらしい。競馬の予想は難しい。堅めの予想が波乱だったり、その逆もある。今週の競馬はどんな結果になるんだろう。
ちなみに、交響曲も曲の展開が重要だ。音楽の愉しみ方は、曲の展開を予想しながら聴くことにある。ひとつの旋律を、作曲家が様々なテクニックを使って展開していくのが楽しい。但し、音楽には波乱の結末はほとんど無い。最後が波乱だったら「何だ、これ」という感じになってしまうだろう。最後をジャーンとまとめるから締まるのだ。展開はどちらも重要だが、競馬とは結末が違う。
早朝の電車の中で「田園」を聴きながら、外の景色を見てそんなことを考えた。