2016年の年度代表馬が決まりました。
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年度代表馬はキタサンブラック!武豊「1年間頑張ってくれた馬に感謝」byスポーツ報知
2016年度JRA賞受賞馬選考委員会が10日、都内で行われ、天皇賞・春、
ジャパンCを勝ち、古馬の王道で1年を通して活躍したキタサンブラック
(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)が、満票291票のうち134票を集めて年度代表馬に選出された。
武豊騎手「1年間コンビを組ませていただいたので、年度代表馬に選出されたと聞き、
非常にうれしいです。1年間頑張ってくれた馬に感謝しています。
他にも素晴らしい活躍をした馬がいる中で年度代表馬に選んでいただいたので、なおさら光栄です。
ファンの多い馬ですし、この賞に恥じないよう、今年もこの馬とともに活躍したいと思います」
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昨年の実績を見れば、ほぼ順当な選出だったと思います。G1 3勝のモーリスも代表馬の資格は
あったと思いますが、国内では天皇賞秋の1勝で、あとの2勝は香港での勝利でしたから、
"JRAの"年度代表馬ということであれば、キタサンブラックが最も相応しいと思います。
G1の舞台で、逃げて最後まで押し切る競馬が出来るのが最も強い馬だと思うし、
また有馬記念の頃には、競馬を見ない人でも「キタサンはどうよ」という話がありましたから、
オーナーの影響もあって知名度も高く、人気も備えた実力馬になりました。
今年は海外遠征も視野に入れているそうなので、活躍がとても楽しみです。
是非、ドバイでも凱旋門賞でもいいので、他を圧倒するようなパフォーマンスが見てみたいです。
もう一つ、記事にはなっていませんでしたが、騎手部門で熊沢騎手が特別賞に選出されました。
表彰理由は、長年に亘る平地・障害双方での活躍を評価(障害競走215勝を含むJRA通算1,008勝)
ということですが、これは嬉しいニュースです。
昨年流行った「二刀流」を、競馬の世界で実践し続けている熊沢騎手は、ある意味「鉄人」です。
障害にも乗りながら、平地も走るというのは、リスクを考えるとなかなか厳しいと思いますが、
それを長年に渡って続けたことは、評価に値すると思います。
最近は、なかなか勝てなくなってきていますが、体力が続く限り頑張って欲しい。
平地G1を獲った時のようなアッと言わせる騎乗に期待したいと思います。
ちなみに、熊沢騎手はテイエムの障害馬に乗ることが多くて、よく馬券を買いました。
でも買ったレースでは、時々落馬して悲しい気持ちになりました。
忘れられないのは2012年京都JSのテイエムハリアーのレース。
とても良い感じで逃げて、他を引き離し、これは勝てると思った瞬間、
ゴールの2つ手前の障害で落馬して、馬券がパーになりました。
まあ、何度落馬しても次の週にはケロッとして騎乗しているのですから、
無事是名馬ではなく、無事是名騎手とも言えそうです。
次に買う時は、最後まで完走してください。