時々、競馬を知らない人から、馬券を当てる方法について聞かれることがある。(それを知っていたら、誰にも教えないと思う。)今まで競馬必勝法の本を何冊も読んで実践してみたが、競馬はやればやるほど難しくて、必勝法通りに行かないことが多い。単に当たれば良いと言うのであれば簡単で、全頭を買えば必ず当る。単勝でも複勝でも馬連でも、元手が沢山あれば当たる。しかし、沢山買って収支をプラスにするには、オッズとの絡みがあり非常に難しい。一言で言えば、競馬は当てるのは簡単だが、儲けるのが難しいのだ。
でも競馬のやり方がよく判らないけど、宝くじのようにダメもとで買うならやり方はある。例えば枠連を使うと、理論上は、8x8÷2=32通り(出走数が少ない場合は買い目が更に減る)になり、最低3200円あれば、全枠を買うことができる。それでひたすら不人気決着を待つ方法だ。そういう買い方でやるなら、とにかく荒れそうなレースを探すことが重要だろう。天気、馬場状態等で荒れそうなレースとか、能力が未知数な2歳戦、短距離のハンデ戦や危ない人気馬がいるレースを選ぶという手もある。
競馬の中身はどうでも良くて、配当だけに期待するのであればそれでもいいが、競馬ファンとしては、漠然とお金を注ぎ込んで、予想も何もせずに、ただ不人気決着に期待するのは、納得しがたいものがある。やはり予想をキチンとやって結果を待つのが、本来のあるべき姿だと思う。競馬は競技なのだから、レースを見て、当たるではなく、当てる興奮を味わって欲しいと思う。