年が明けてからまだ1週間しか経っていませんが、 G1馬2頭の引退が決まりました。
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●14年菊花賞馬トーホウジャッカルが屈腱炎で引退(デイリーwebより)
2014年の菊花賞馬トーホウジャッカル(牡6歳、栗東・谷潔厩舎)が右前脚に屈腱炎を発症し、引退することが7日、分かった。昨年12月の金鯱賞11着後に右前脚に不安を発症し、厩舎で様子をみていた。谷調教師は「残念ですが、このまま引退して種牡馬になる方向です」と無念の面持ち。今後についての詳細は来週中にも決まる見通しだ。
●15年2歳女王メジャーエンブレムが競走能力喪失で引退
15年度の最優秀2歳牝馬で、G1・2勝馬のメジャーエンブレム(牝4歳、美浦・田村康仁厩舎)が4日、引退することがサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。同馬は昨春のNHKマイルC制覇後、福島県のノーザンファーム天栄へ放牧に出されたが、左後肢の筋肉に痛みが出たため、復帰戦に予定していた紫苑Sを回避。北海道のノーザンファーム空港に移動後も懸命に調整を続けたものの、左前肢の蹄も痛めるなどアクシデントが続いていた。HPでは一向に回復の兆しが見られず、はっきりとした原因が特定できない状況下で、競走能力喪失と診断された、としている。
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トーホウジャッカルは、怪我が多くて出走数は少なかったのですが、出走したレースでは、G1馬らしい活躍を見せてくれました。今年もG1での走りに期待していただけに、引退はとても残念です。今後、種牡馬となって多くの活躍馬を出してくれることを期待したいです。またメジャーエンブレムも2歳時の最強牝馬で、古馬でもG1を獲れる逸材だったのに、原因不明の競走能力喪失というちょっと不可解な理由で引退することになりました。当事者が判っているのに、何か言えない理由があるのかもしれません。最近は、G1馬でも3~4歳で引退する馬が多くて、古馬との対決が見られないのが残念です。少なくとも6歳くらいまでは現役であって欲しいというのが、率直な気持ちです。
ちなみに競争馬は、様々な理由で引退に追い込まれますが、競馬ファンに引退の時期はありません。引退するのは競馬に興味を失くした時か、軍資金が尽きた時でしょう。全て自分次第。本当の競馬好きであれば、生涯現役でいたいものです。