来年から降級制度の廃止が検討されているようです。
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JRA 4歳馬に適用の降級廃止を検討、来年度からの意向
JRAは4歳馬に適用される降級制度の廃止を検討していることが分かった。
日本調教師会、日本馬主協会連合会など関係団体と協議を進め、
来年から廃止したい考え。降級制度とは4歳馬の収得賞金を6月の夏番組
(ダービーの翌週)から半額扱いにする仕組みで、頭打ちになった4歳馬が
降級によって再度活躍できるメリットがある。
その半面、4歳馬の降級で高額条件に格付けされる頭数が減り、高条件レースを
組みにくいデメリットも指摘されている。
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競馬を始めた頃、最も判りにくい制度がこの降級制度でした。
自分が応援していた馬が、春のレースでやっと勝って上に行けると喜んでいたら、
降級制度のせいで、また同じクラスを走ることになるのは理不尽な感じがしてました。
まあ上位クラスに行っても、後方を追走するだけというギリギリの実力だったら、
下位クラスに降級するメリットは確かにあると思います。
逆に降級馬が多いと上のクラスの層が薄くなって、レースレベルが維持できないと
いう主催者側のデメリットも判るような気がします。
競馬ファンの立場では、降級馬を狙って賭けるメリットがあったのですが、
制度を知らない初心者には、その辺りが判りにくい感じがあります。
やはり制度としてはシンプルに、レベルはピラミッド型にして、レースの構成が
判りやすくしておくほうが、今後の競馬発展のためには良いように思います。