キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

今年の有馬記念に思うこと。

2017年12月25日 | Horse Racing

今年の有馬記念は、キタサンブラックの圧勝で終わりました。
でも今回のレースは、いろいろ考えさせられることが多かった。
何故、圧勝という結果になったのか、、。自分なりに考えてみました。

理由の一つ目は、毎年、有力候補となる4歳世代の実績馬が故障や休養で出てこれなかったこと。
だいたい有馬記念では、この世代が強いはずですが、今回はキタサンと競り合う相手がいなかった。昨年の覇者サトノダイヤモンド、ダービー馬マカヒキが出走しなかったのは寂しかったです。

二つ目は、キタサンにレースのペースを握られたこと。どう見ても有利な展開でした。
キタサンは、2500mの持ちタイムが良くないけれど、勝負強い。いつも先行してペースを落とし、他の馬が仕掛けにくいマイペースに持ち込みます。だから持ちタイムはそれほど良くなくても、先行して主導権を握れれば、勝ち負けに持ち込めるということだと思います。
あとは直線に向いての瞬発力とスタミナ。これがキタサンの強さだったと思います。

三つ目は、有馬記念は人気投票で出るので、騎手も自爆覚悟のような変なレースはできないこと。
道中は自重して、直線に賭けるみたいなレースになってしまいます。実績で劣る馬は、何か仕掛けないと勝てないわけですから、もう少し思い切って行って欲しかったような気がします。それで負けてもファンは納得するものです。見せ場なく負けるのが一番悔しい。

と、外野は何とでも言いますが、当事者しか判らない別の理由があるのかも。
でも、有馬記念はファンの夢ですから、騎手も心意気を見せて欲しいです。
そういう意味で、いつもアッと言わせる横山騎手が出なかったのが残念でした。
来年は、引退レースという「冠」を付けないで、真剣勝負の有馬記念を見てみたいです。


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