昨日の七夕賞は、大波乱のレースでした。
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波乱!メドウラークVで3連単200万超え/七夕賞 by日刊スポーツ
<七夕賞>◇8日=福島◇G3◇芝2000メートル◇3歳上◇出走12頭
大波乱の結末となった。11番人気メドウラーク(牡7、橋田)が15年6月のジューンS(1600万、芝2000メートル)以来の勝利を重賞初制覇で飾った。後方を進み、最後の直線で抜け出した。勝ちタイム2分0秒8。首差の2着に4番人気マイネルサージュ(牡6、鹿戸)。3着に12番人気パワーポケット(牡6、中野)。1番人気サーブルオール(牡5、萩原)は4着だった。馬単6万8760円、3連複29万3520円、3連単256万3330円とも今レースの最高配当となった。丸田騎手は「展開がはまりまくりでした」と笑顔を見せた。
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丸田騎手が言う通り展開が嵌ったレースでした。大波乱の要因は、マイネルミラノが作った稍重馬場で1000m 58秒台というハイペース。これについて行った人気馬は、4コーナー手前で早くも騎手の手が動き出し、直線を向いた時は、馬はもうバテバテ状態。後方で様子を見ていた不人気馬が、スルスルと交わしての勝利でした。勝ったメドウラークは、重賞に7回出走して、馬券に絡んだことは一度も無し。しかも前走は12頭中11着に大敗して、人気を下げていました。これはもう展開が向いたとしか言いようの無いレースで、おそらく7歳のこの馬がこの条件以外で重賞を勝つことは難しいような気がします。また3着のパワーポケットも6歳で重賞初出走。2年半の間、一度も馬券に絡んだことが無い馬です。今回もシンガリ人気でした。3着の要因は最軽量ハンデ50kg。今回の七夕賞は、予想に入れるのに憚れる2頭が活躍して、ある意味、とても面白いレースだったと思います。
しかし、競馬仲間と話題になったのは、このレースで馬券を当てた人がどのような基準でこの不人気馬を選んだのかという点です。普通に実績や人気で選ぶことは無く、何らかの拘り(馬や騎手が好きとか応援している等)や大穴党(オッズが100倍以上や10番人気以下しか買わない)、あとは、人気の軸馬から全頭に流すような買い方(馬連や三連複)しか無さそうです。当てた人は、本当の意味でのギャンブル(低い可能性、高い配当)に勝ったとも言えそうです。見習いたい。
ちなみに、自分が買った馬はマイネルミラノ。鞍上は田辺騎手に替わり、ここは得意の逃げが決まると予想しましたが、さすがに馬場もペースもきつかった。予想通りバテ馬第一号になって、撃沈でした。残念。