キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「ディズニー キャスト ざわざわ日記」

2023年05月05日 | Book
著者はビール会社に長年勤め、57歳で早期退職してディズニーランドに準社員として 8年間働く。(準社員=キャストという)その経験をまとめたノンフィクション。
ディズニーランドは夢を売る商売であり、多くのお客様(ゲスト)と触れ合う仕事なので、ゲストに楽しく過ごしてもらうように常に心がけなければいけない。でも仕事である以上、色々な問題や出来事があり、キャストとして感じたことや思うことがある。ディズニーランド内で起きる様々なエピソードが紹介されていてとても面白かった。
面白かったエピソードとして、ゴミ拾いは夢のかけらを拾うと説明する話、スタッフの入れ替わりが早く同僚意識が薄い話、入場者数によるシフト変更で一喜一憂する話。職務の違いと適性についての話。ゲストとの交流が楽しみでこれがやりがいにつながる。ディズニーには褒める文化がある。
現場の仕事を紹介するこのシリーズ本を何冊も読んでいるが、他の仕事と比べて著者の不満やシリアスな話が少ない感じがした。 同僚との摩擦も少ないし、ゲストとの交流エピソードもなんだか楽しそうで気楽に読めた。 ディズニー好きの人であれば、スタッフの仕事の裏事情を知るのに参考になると思う。
ちなみに私はディズニーランドに1度しか行ったことがない。35年前、職場のディズニー大好き女性社員に誘われて行った。高い入場料を払ったのに入場して帰るまでに4つしかアトラクションに乗れず、暑い中で計6時間も待たされて、待ち時間の長さに怒り心頭で帰った記憶がある。その女性社員に「ディズニーランドは待つのが楽しい」と言われてますます腹がたった。(私も若かった、、) その彼女と3年間ディズニーに辛抱強く付き合った知人は、その後見事ゴールイン。 この本にも書いてあるが、若い頃は何事も我慢や辛抱が必要。それに耐えた人が成功する。確かにそうかもしれない。

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