ノーベル賞作家・ヘミングウェイのライフスタイルを紹介した本。
ヘミングウェイと言えば、中学生の頃に読んだ「老人と海」が大変印象に残っています。中学生の読書感想文の定番で、この小説に出ている老人の姿と、ヘミングウェイの姿が被って見えたものでした。彼のライフスタイルは、自然をこよなく愛し、身の周りのものには無頓着なマッチョなイメージでしたが、実はモノへの拘りが強い都会的な人物でもあったようです。
この本では数多くの遺品と、それに纏わるエピソードを彼の人生と照らし合わせて紹介しています。服や身の周りの小物についての記述が大半を占めていますが、本好きの自分としては彼の本棚が気になりました。彼の蔵書は約9000冊あり、特に評価している作家はマーク・トゥエイン。「ハックルベリー・フィンの冒険」はアメリカ近代文学の原点で、最高傑作と見なしていたようです。アメリカの口語文で書かれた最初の作品で、この小説の近代性を評価していました。書物への言及はほとんど無く、表向きは無関心を装っていたヘミングウェイでしたが、実は大変な読書家であったようです。
趣味の道具や旅行グッズなどの領収書、請求書、船の売買契約書、小切手や知人の手紙など細かな書類も遺品として残されています。(愛好していたのは、アバクロンビー&フィッチ)外見に似合わず、実はかなり几帳面な性格だったようです。本文にある多くの写真を参考にヘミングウェイの流儀に従って、自分のライフスタイルを見直してみるのも良いかもしれない。
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