2000年の年度代表馬テイエムオペラオーが亡くなりました。
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テイエムオペラオー死す G1・7勝馬…22歳 心臓マヒで by スポーツ報知
2000年の年度代表馬で、同年の古馬中長距離G1完全制覇などG1を計7勝したテイエムオペラオー(牡22歳、父オペラハウス)が、17日に種牡馬としてけい養されていた北海道新冠町の白馬牧場で心臓マヒのため死んでいたことが19日、分かった。関係者によると、同馬は引退後も健康そのもので、目立った病気やけがをすることもなかった。17日の午前までは変わりない様子だったが、放牧中だった14時過ぎに突然倒れ、ほどなく息を引き取ったという。牧場から連絡を受けた竹園正継オーナーは「即死だったみたいですね。去年の10月に会いに行った時も元気バリバリ。今年も予定していた5頭のうち2頭への種付けが終わったばかりでしたから」と神妙な表情で振り返った。同馬は98年8月に栗東・岩元市三厩舎からデビューした。99年の皐月賞でG1初制覇。古馬になってからはナリタトップロードやメイショウドトウとのライバルと激闘を繰り広げ、4歳時は8戦全勝でシーズンを終えた。現役時代に獲得した賞金は18億3518万円にのぼり、米国馬アロゲートに塗り替えられる昨年まで世界歴代トップの記録を保持していた。(後略)
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大変残念なニュースでした。競馬を始めた時の理由の一つがテイエムオペラオーの活躍でした。2000年に出走した8戦全てのレースに勝ち、古馬G1 年間5勝という今でも破られていない記録を持つ名馬でしたが、レース振りは、ディープインパクトのような派手さは無く、いつもハナ差、クビ差のレースばかりで、負かした相手はいつもメイショウドトウ。能力よりも気持ちで勝つ「根性馬」だったと思います。でも毎回、同じようなレースばかりで、この世代の相手が弱かったので勝てただけという厳しい評価もあり、後年はあまり語られることが無かったように思います。また種牡馬になってからも産駒に恵まれず、存在感を失っていったことも評価されない理由になっているようです。テイエムオペラオーのレースは、競馬を始める前に何度かテレビで見た程度ですが、本当に「強い馬」というのはこういうレースをするんだなと思った記憶があります。どんな展開でも競り合うと負けない気持ちの強さ、それがオペラオーの強さであり、そこが自分が一番気に入っていた部分で、賭け事抜きで競馬ファンになった理由でもあります。
数年前、北海道の牧場を訪問したとき、一目会いたいと思っていましたが、オペラオーは見学禁止になっていて会えなかったのがとても残念でした。彼の冥福を祈りたいと思います。
ちなみに先日、スペシャルウィークが亡くなり、今週はオペラオー。2000年頃に活躍した馬たちが続々とこの世を去って、競走馬の世代が変わりつつあるのを感じます。
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今日は、オークス。昨日は時間が無くて予想できなかったので、とりあえず10分で決めたテキトー予想を。
◎ラッキーライラック(桜花賞上位、オルフェーヴル産駒で距離延長も問題無さそうなので)
〇サトノワルキューレ(別路線から。長距離実績もあり、血統も騎手も問題なし)
▲アーモンドアイ(桜花賞勝ち馬で連勝中。実績上位だが、血統的に距離が不安かも)
△リリーノーブル(桜花賞上位、重賞での安定感を買って)
△カンタービレ(別路線から。中距離での実績を買って)
桜花賞と重賞実績を基準で選んでみました。全く自信が無いけれど、◎〇▲は上位に来ると予想しています。