神が宿るところ

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南明山 慈眼院 清瀧寺

2020-08-01 23:33:18 | 寺院
南明山 慈眼院 清瀧寺(なんめいさん じがんいん きよたきじ)。通称:清滝観音。
場所:茨城県土浦市小野1151。茨城県道199号線(小野土浦線)「朝日トンネル南」交差点から北東へ、約140mで左折(北へ)、道なりに約650mで参道入口(石段)。自動車はそのまま北へ進み、約70mで駐車場。
伝承によれば、筑波山から伊弉諾(イザナギ)・伊弉冉(イザナミ)の二神が飛来し、鉾を突き立てたところから南北2ヵ所に清明な泉が湧きだした。後に、僧・行基(668~749年)が南方の泉のところに聖観音像を安置したのを創建とする。これが山号・寺号の由来であるという。一方、寺伝では、推古天皇15年(607年)に聖徳太子作の聖観音像を「竜ヶ峰」(現在地の背後の山)の山頂に安置したのが創建で、大同年間(806~810年)に徳一上人が再興して山の中腹に移された。鎌倉時代には、この地を治めた小田氏に庇護されて繁栄したが、その後の戦乱により焼失し、元禄年間(1688~1704年)に現在地に再建されたという。昭和44年、同48年と相次いで不審火に遭い焼失、現在の本堂は昭和52年に鉄筋コンクリート造で建立されたものという。なお、本尊の聖観音像も焼失してしまった(昭和54年に再製)が、山門(仁王門)は天保年間(1830~1844年)に建てられたものが残っている。現在は真言宗豊山派に属し、坂東三十三観音霊場の第26番札所となっている。


坂東三十三観音のHPから(南明山 清瀧寺)


写真1:「清瀧寺」参道入口。石段の上に寺号標がある。


写真2:山門


写真3:本堂


写真4:境内の大師堂
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