「冬、冬、冬、冬……」何度も冬の名を呼んだ。「舌を巻かなければ駄目」何度言われても、本当の冬を口にすることはできなかった。「早い内に気をつけておかないと直らなくなるからね」もう数えて何度目の冬だろうか。空からは、雪、雪、雪、雪、雪、雪……。ラジオから、冬の散歩道。#twnovel
あなたがあなたである限りあなたは私を裏切ったり、離れたり、置き去りにするだろう。私はあなたのような人を探し、用意し、作り出し、そして愛した。ただ1つの宿命的な喪失から逃れるためにあなただけを捨てることにした。あなたが消え、私が消え、尚あなたのような人はあり続ける。#twnovel